32. 女の子の日 ページ32
Aside
とんでもなく体調が悪い。
今日は月に一度の女の子の日である。
毎月酷い痛みに悩まされている私。
今月もやっぱりキツい。
『…いたっ』
それでも、与えられた仕事くらいはこなさなければ。
のそのそとゆっくり起き上がりみんなの朝ごはんを作った。
今日の朝ごはんはフレンチトースト。
前日から漬けておいたので朝に焼くだけ。
比較的早く調理が終わって、部屋に戻ろうとすると、
やま「Aおいで」
やまとがあぐらをかいて腕を広げていた。
痛みが辛い中そんなことをされると甘えてしまう。
やまとの膝の上にちょこんと座り、やまとを抱きしめた。
やま「痛いんでしょ？無理しなくていいよ」
やまとは私の周期を把握しているのか、何も言わずとも体調が悪いことに気づいていたようだった。
私のお腹周りにぐるっとブランケットを巻いてくれた。
そして私の腰に手を当て温めながら器用にもう片方の手でフレンチトーストを食べていた。
『ごめんね、ありがとう』
そう伝えるとぽんぽんと頭を撫で、また朝ごはんを食べ始めた。
私はやまとの暖かさを感じながら眠りについた。
やまとside
俺の胸に体を預けてすぅすぅと眠っているA。
ひゅ「おつ〜」
次々にメンバーがリビングに入ってくる。
俺は指でしーっとメンバーたちに伝える。
メンバーは俺の腕の中で眠るAに気がついたのか、物音を立てないように自分で朝ごはんを食べ始めた。
ゆた「今日から？」
状況がわかっているようで、眠っているAのことを撫でながら聞いてくるゆうた。
やま「うん、相当痛いのに朝から起きて朝ごはん作ってくれてた。」
あむ「辛い時は頼ってくれたらいいのに」
それはコムドットメンバー全員が思っていること。
Aはあまり人に頼ろうとしない。
器用だから満遍なく色んなことができてしまうから、いろんなことを抱え込みすぎてしまうのがAの悪いところだ。
やま「そんなAも好きなんだけどな」
ゆた「きも」
やま「いや、キモイて！笑」
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ｻﾝｶｸ(プロフ) - ねさん» コメントありがとうございます！そのお言葉を胸にこれからも頑張って書きますね！ (2021年12月10日 8時) (
レス) @page39 id: 3c6e4aa67e (このIDを非表示/違反報告)
ね - お話読んでてめちゃめちゃキュンキュンしてます笑これからも更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年12月7日 0時) (レス) id: b58a06d955 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻﾝｶｸ | 作成日時：2021年11月24日 14時
