12. デート ページ12
やまとside
今日は久しぶりの半日オフ。
昼からずっと明日の朝までオフになっている。
やま「Aー」
Aの部屋の扉をノックした。
『はーい、どーぞー』
扉を開けると、机に向かっていた様子のA。
やま「今なんかしてた？」
『うん、まぁちょっと仕事探ししてた笑
そろそろ働かないとなーって思ってたから。それよりどうしたの？』
やま「あー、今日昼からオフだからよかったら一緒に出かけね？」
『いいね！行きたい！』
デートだね、なんて笑うAがかわいくて自然と顔が緩んでしまう。
やま「じゃあ14時に迎えに来るから」
Aの頭を撫でて部屋を後にする。今日はAに少しでも俺のことを好きになってもらいたい。気合十分で撮影に向かった。
Aside
やまとからデートに誘われた。
キスされたあの日以来ふとした瞬間、やまとのことを男性としてかっこいいと思うようになってしまった。
悪いことではないのに、すごく恥ずかしくて、でもなんだか心がワクワクするように気分になる。
やまとが撮影に出かけてからに時間が経った。
『そろそろ準備しようかな』
………一応お風呂に入っておこう…
こんな気を使っている時点で自分の気持ちは明白なのに、まだ素直になれない自分がいた。
お風呂から出て髪を乾かしたら、スキンケアをしてメイクをした。今日はいつも着ているストリートっぽい服装ではなく、大人っぽい服装で行こうと思っている。
やまとに似合う女性でいたいからね。
珍しく髪も巻いたりして、赤いリップを塗って、
フレアパンツにベージュのニット、上からテーラードジャケットを着て、珍しくピアスもつけてみた。
何度も鏡の前でくるくるしているとやまとから下に着いたというメッセージ。
『よしっ』
少し高めのブーツを履いて、やまとの元に向かった。
.
.
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やまとside
『おまたせ！』
車に乗ってきたAはいつもと雰囲気が違い、大人な女性という感じがした。
いつもはストリート系でかわいいが強めなのに、今日は綺麗すぎる。
『今日はお願いします！…ん？やまと？』
反応のない俺を不思議に思ったようで顔を覗き込んでくるA。
かわいすぎる。
やま「ちょっと、かわいすぎる。」
ぎゅーとAを抱きしめた。
抱きしめられたAからへへっと嬉しそうな声が聞こえ、さらに可愛くて抱きしめる力が強くなった。
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ｻﾝｶｸ(プロフ) - ねさん» コメントありがとうございます！そのお言葉を胸にこれからも頑張って書きますね！ (2021年12月10日 8時) (
レス) @page39 id: 3c6e4aa67e (このIDを非表示/違反報告)
ね - お話読んでてめちゃめちゃキュンキュンしてます笑これからも更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年12月7日 0時) (レス) id: b58a06d955 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻﾝｶｸ | 作成日時：2021年11月24日 14時
