お母さんの仇 ページ18
貴方side
それは5歳の時、日本からフランスに福沢おじさんと遊びに来た日だった
『ああああああああぁぁぁ!!!』
叫んだ時にはもう遅かった。
お母さんは血だらけで倒れ、その横には妹がナイフを持って立っていた。
りお「お姉ちゃん、いらない人はこうだよね?」
妹は狂っていた。
私と違って妹は生まれた時から異能力があると分かっていた。
見た目は全く似ていない。
私はお母さん似、妹はお父さん似。
病弱だった母を嫌う妹と父は、お母さんを見て泣きじゃくる私を突き飛ばしてすぐに新しい母親を紹介した。
初めからそうするつもりだったんだ。
妹の力でお母さんは消えた。
りお「なかったことに。」
『なかったこと…?』
りお「お姉ちゃん!久しぶりに会えたし遊ぼ!!」
狂っている。
『私は…ごめんなさい』
その日、福沢おじさんは私を連れて予定より早く日本に帰った。
_____
『これ以上…大事な人に手を出さないで』
りお「あははっそんな事言えば手を出さないとでも?馬鹿にも程があるよね」
『いい?最後にこれだけ聞きなさい。姉からの助言よ。』
りお「な〜に?馬鹿姉、早く言ってよ」
『私は貴方を”1度も”よく思ったことは無い。』
りお「!?」
『貴方は私にとって”全く”要らないものよ、りお。』
死ぬほどでは無い毒の効果の水を飲ませた。
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椿姫 - お、面白い…。さっきから笑いが止まりません。楽しい。 (2022年7月3日 19時) (レス) @page46 id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
謝花 - とても面白いですね!太宰さん…たまらん…( ´Д`)・;’.、カハッ (2019年9月28日 10時) (レス) id: 157490c8f1 (このIDを非表示/違反報告)
ルルナナ(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください。応援してます! (2019年6月21日 17時) (レス) id: f75b5a5c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目 | 作成日時:2019年6月5日 13時