スタジオにて【OS】 ページ23
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お願いしまーす、と入ったのは
週に一度入るスタジオ
毎週月曜夜に皆さんが観ている櫻井翔の仕事場です
でも今日は『キャスター櫻井』ではないかな？
少し早めに入ったスタジオで軽く確認をしていると
「お願いしマース」
と、入ってくる人物達は…
「おー。テレビで観てるのと同じだー」
「当たり前でしょーが」
ココでは聞かない声が聞こえてくる
「あ、翔ちゃん！」
「ふはっ。相葉くん、目がキラキラしてるけど」
「だってさーやっぱ凄いじゃん。テレビと一緒だなーって」
「完全視聴者目線っすね」
「そういうニノもキョロキョロしてるけど？」
「まぁ、ね。でも相葉さんみたいにはしゃぎませんよ」
「だってさー」
相葉くんが少しテンション上がってるのは丸分かりだけど
ニノもやっぱ雰囲気が違うからか
珍しくキョロキョロしてる
「相葉くん、ちょっと」
「んー？なになに？」
少し歩き回ってたのを捕まえて
…ってか、呼び戻す
「ネクタイ、ちょい曲がってる」
「あ、マジ？」
スタイリストにやってもらったんだろうけど
それでも動き回ってたからかな？
スーツ着るっていっても
雑誌のグラビアぐらいだからなぁ
「ほい、オッケー」
「ありがとー」
「やっぱり慣れてんね」
「ま、長くやらせてもらってるからね」
高校まで学ランだったし
就職先はスーツとは無縁の世界
成人式とかで着て
あとはやっぱり雑誌関係とか
それが、週に一度だけどこうやってスーツ着て
なおかつテレビに映るんだから
最初は自分では結べなかったネクタイも
今はちゃんと出来ますよ
「翔ちゃん、俺は？」
「ん？ニノは大丈夫」
「えー」
「なんで残念がるんだよ」
「アレじゃん？ニノちゃんも翔ちゃんと新婚さんみたいなのやりたかったんだよー」
「へ？」
「うっせアイバカ！」
「ちょ、叩くなよ！変なシワ出来るかもじゃん！」
2人の言い合いに笑っていると
また「お願いしマース」の声
見ると、松潤と智くんが入ってきてた
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 8時
