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スタジオに向かう途中
3人の少し後ろを歩いていたら
「潤」
「…へ?」
グイッと腕を引かれ
それプラス小さい声だけど
こういう所では呼ばれないに等しい名前
「ちょいちょい」
「なに?どしたの?」
「あんな、…」
また少し引っ張られて
耳元で聞こえる声
なにかと思ったら、………
「お前はLikeじゃなくてLoveだから」
「……………へ?」
「今日はオムライス食いたいな〜♪」
………あ、はい。本日の晩飯のリクエストね
今日終わったら来るって言ってたから
あー材料あったかな?
冷蔵庫ん中は確かー……
「松本潤さーん」
「………え?」
「なんすか、ボーッとしてたうえにそのマヌケな返事」
「マヌケってお前、」
「あと、その顔」
「顔?」
スタジオに入る直前
前を歩いていたはずのニノが、
俺の目の前でヒラヒラ手を振る
あ、もう3人は入ってるのか
「なーに言われたのかだいたい想像つくわー」
「は?」
「俺も言われたいわー」
そう言って素早く離れて行った
「松本さん、大丈夫ですか?顔赤いですけど」
「え、あ、…いえ大丈夫ですッ」
全力で顔を扇ぎながら
待たせるわけにも行かない、と思っていると
「まつじゅーん、はやくー」
と、呼んでくる
早く行けない元凶
………覚えてろよマジで
帰ったら日本語で言ってやるよ
*
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作者名:櫻華 | 作成日時:2018年10月12日 8時