やっと終わった（？） ページ49
朝日が昇ると鬼舞辻は灼け消えた。
｢倒した！無惨を倒した！！無惨が死んだ！！｣
｢立て！怪我人の手当だ！急いで救護に回れ！！｣
ドサッ
俺は安心して仰向けに倒れた。
｢しのぶ……｣
この感じに覚えがある。
俺が初めて鬼になった時と同じ感覚だ。
俺はまた鬼になるんだ。
今度こそ記憶を消されるのかな。
しのぶとはもう一度会おうと約束したのに、
そのことも忘れてしまうのかな。
｢ごめんなぁ……｣
涙で視界が揺らぎ、綺麗な空が歪んだ。
｢一宮様！手当をします！｣
｢後藤か。いらないから、ひとつお願いがある｣
蝶屋敷には人がいっぱいで、余った多くの怪我人は外に運ばれていた。
｢蟲柱様！こちらの救護終わりました！｣
｢ありがとうございます。
無惨は倒せたんですか？｣
｢はい！倒せましたよ！！｣
しのぶは空を見上げる。
｢やりましたよ、珠世さん｣
｢胡蝶様〜！！｣
｢どうしたんですか？後藤さん｣
｢一宮様から伝言を承りました｣
｢！｣
｢_____、だそうです…｣
｢……彼、今どこにいます？｣
｢口止めされているので言えません｣
｢私よりもAさんの言うことは聞くんですか？｣
｢…すみません！！｣
｢アオイ。少し留守にします｣
｢はい、わかりました！｣
しのぶは大急ぎでAを探した。
｢炭治郎が鬼にされたらしいです！！｣
隠の人はみんな炭治郎が鬼になったことについてで話が広まっていた。
｢その場所に案内してください｣
｢胡蝶様！はい！｣
しのぶは、無惨と戦っていた場所ならその近くにAもいるはずだと考えていた。
｢炭治郎！やめろ！！｣
みんなして鬼の炭治郎を止めていた。
｢！｣
｢しのぶ、姉さん……｣
｢カナヲ！こんなに怪我して……｣
｢炭治郎にこの薬を打ってきます｣
｢……そうですね。最後の1つ、使いましょう｣
｢ 花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼 ｣
ドシッ！！
炭治郎の背中に薬を刺す。
｢炭治郎だめだよ。はやく戻ってきて｣
カナヲは地に倒れた。
｢よくやったわ、カナヲ｣
褒めてやると、カナヲは大粒の涙をこぼした。
しのぶは安心したように笑っていた。
その後、悲劇が訪れることも気にとめずに。
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ゆう(プロフ) - いやいやそんなこと！次回6話程で完結しますので是非見てください！！ (2021年3月11日 0時) (
レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - おぉ、なんかいつの間にか凄いことに、どうしたらこんな続きが気になる終わり方が書けるんだ？ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ほんと増えましたよね！嬉しい……（泣）見てくれる人がいると自然とニヤけが止まらなくて気持ち悪い顔してます笑 (2021年3月6日 13時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - お気に入り登録一気に増えましたねぇ、どんどん人気になっていく、凄い、、！ (2021年3月5日 19時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 頑張りますー！ (2021年3月3日 21時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃゆ | 作成日時：2021年2月19日 21時
