初めて来なかった ページ5
次の日 街中
「くそっ!!」
「騒がしいぞ宇髄。何があった」
腹が立っていた宇髄に伊黒が話しかける。
「鬼を逃がしたから怒っている!」
「そこじゃねぇ!」
「ならどこだ!」
「俺の譜面を読まれたんだよ!先を読まれた!うぜぇ!派手にうぜぇ!鬼のくせによぉ!」
「鬼を逃がした?何を言っている。お前たちは何をしているんだ。これで2次被害が出たらどうするつもりだ?責任を取れるのか?」
伊黒さんはいつも通りネチネチしている。
「あいつの音は覚えた。今夜見つけて派手にぶった斬る!」
「俺も行くぞ!悔しいからな!」
「次はやってやろうぜ!」
「ああ!!」
「暑苦しいなこの2人は…」
「伊黒さん!あのねあのね、新しい駄菓子屋ができたらしいの。二人で食べに行かない?」
「どこまでもついていこう」キリッ
蝶屋敷
「?アオイ」
「なんでしょうか」
「今日はAさん来ていませんか?」
「はい、珍しいですね」
いつもなら朝、蝶屋敷に来るはずなのに。
「寝てるか若しくは仕事が忙しいのか。夕方には来るかもしれませんよ」
「…そうですね」
しのぶはなんだか不満そうで、アオイはそれを見て心配していた。
そして夕方まで待ってもAは蝶屋敷に訪れなかった。
「私、外に出てきますね」
「はい」
雪屋敷に向かうと、数人の隠が門前で話していた。
「すみません。Aさんいますか?」
「胡蝶様!そ、それが……」
「昨晩から帰ってきていなくて」
「!任務先をご存知ですか?」
「浅草です」
「ありがとうございます」
任務から帰ってきていない?
まさか、怪我をして動けないなんてことは…。
よく怪我をする人だから可能性はありそうね。
「馬鹿…」
心配させないでよ。
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ゆう(プロフ) - いやいやそんなこと!次回6話程で完結しますので是非見てください!! (2021年3月11日 0時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - おぉ、なんかいつの間にか凄いことに、どうしたらこんな続きが気になる終わり方が書けるんだ? (2021年3月10日 22時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ほんと増えましたよね!嬉しい……(泣)見てくれる人がいると自然とニヤけが止まらなくて気持ち悪い顔してます笑 (2021年3月6日 13時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - お気に入り登録一気に増えましたねぇ、どんどん人気になっていく、凄い、、! (2021年3月5日 19時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 頑張りますー! (2021年3月3日 21時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年2月19日 21時