デート ページ22
手を繋ぎ
辿り着いた目的地は
｢遊園地‥‥‥！！｣
丸｢好き？｣
｢大好きっ‥‥！｣
丸｢フフっ(笑)ならよかったぁ｣
遊園地なんて、いつぶりだろ
小学生以来？
丸｢何から乗ろうかーー｣
｢あれ、のろう‥‥？？｣
丸｢げ、｣
私が指差したのは
結構高低差のある
スリル満点なジェットコースター
怯む別けにはいかず
腕をぐいぐい引っ張って
並ぶ所まできた
丸｢僕ホンマにあかんねん(汗)｣
無視して、離れないように手を握る
丸｢Aちゃんが笑顔になるなら、いっか！｣
もう、そう言うところだよ
他の女の子にもそんな言葉かけちゃ、ダメ
って、よくばりか、私
丸｢あれ？何で顔赤いの？｣
｢ぁ、あつい‥‥から｣
丸｢確かに、今日暑いね〜｣
列も段々近づいてきて
いよいよ発車
ガタガタガタガタ
『うわっ、角度きつ！』
『高い！』
丸｢ねえ、これホンマ大丈夫？｣
｢大丈夫‥‥だよ？？｣
とか言いつつも、結構ドキドキしてたり(笑)
ゆっくりゆっくり降りに行く
『ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁああ！』
丸｢！！！！っぁ‥‥！？！？｣
｢〜〜〜〜〜！！！｣
『後乗車、ありがとうございました〜〜^^』
丸｢怖くない、、？｣
｢楽しかった！｣
丸｢あのスタッフさんが怖く見えてくるわ(笑)｣
最後は観覧車
段々と地上から離れていくにつれ
風向が強くなる
ガタッと大きくゆれて、隆平君に抱きついた
｢ごめんっ‥‥離れる‥‥｣
丸｢えぇ？このままでええやん｣
腰を抱き寄せられて、長い腕にすっぽり収まる
丸｢俺ね、最近不安やねん｣
｢なに‥‥‥んっ！？｣
私の唇は、隆平君に奪われてた
丸｢可愛い表情は、俺だけに見せてな？｣
｢、、、うん////｣
丸｢フハッ(笑)かわええ(笑)｣
心臓が急速に早くなる
聞こえてないよね？
最後までドキドキしっぱなしのデートだった
すっかり暗くなった。終電あるのかな‥‥？
嫌な予感がしてくる
丸｢あぁ、もう電車ないわ‥‥｣
どうしよう‥‥‥と悩んでると
隆平君が口を開いた
丸｢僕んち、くる？今日から一週間
おかんとおとんおらんし｣
｢いいの？｣
丸｢僕はええで？｣
｢お邪魔します‥‥｣
丸｢ほな行こっか｣
隆平君の後をついていった
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