暗闇の中 ページ15
ブランコに乗って、果てしなく続く空を眺めていた
雲1つない、晴れ晴れとした透き通った青
だけど、私の心はその反対で
雷雨が酷くなり、なにもかも音を立てて壊れていってた
やっぱり、死のうかな
カバンのヒモあるし
何より、私を必要としてくれている人なんているわけないし
恐る恐る太い木にヒモをくくりつける
木に登って、首をかけようとしたそのとき………
聞きたくなくて、けど、心のどこかで聞きたい声が聞こえた
丸「待って!」
汗だくで、呼吸が乱れている
丸「Aちゃん‥‥‥お願い、待って」
私は抵抗せずに木を降り
隆平君の近くまで来た
丸「なぁ‥‥‥僕、鈍感だからさ、気付けへんくて
ホンマにごめんね?」
謝らないで、なにも悪いことしてない!
丸「僕、Aちゃんの力になりたい。そのためにも
過去を聞きたい」
私は、呼吸をするのさえ忘れていた
こんな私の力になりたい‥‥?
黙って目を見つめ返した
その目は本気で、ドキッとした
丸「Aちゃんを、助けたいねん!
どんな過去でもなんでも聞くから‥‥お願いします」
余りにも真剣だから、断れなかった
そして、スマホのメモを開いた
丸「?!‥‥‥ありがとう」
ゆっくりと息を吸い込んだ私は、
文字を打ち始めた
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