検索窓
今日:1 hit、昨日:30 hit、合計:48,899 hit

《11》 ページ12

山田side

山「じゃあさ、好みのタイプ、教えてよ」



あー!俺のバカ!
こんなの地雷じゃん!



知「んー、好みのタイプかぁ」



少し悩んで知念が言った。



知「昔っから変わらないんだけど、黒髪のショートカットの子が好きだな。」



黒髪のショートカット。
この言葉は、俺的には
わりと安心ポイントだった。


だって俺も黒髪のショートカットだもん。



知「そういえばこの前圭人に、男が好きか女が好きかって聞かれたなぁ」



ドキッ、ってする。



山「へ、へぇー、そうなんだ」


知「うん」


山「知念はなんて答えたの?」


知「んー、いろいろ省略すると、”好きになったのが男か女かによる”かな。」


山「それって、、少なくとも男を好きになる確率もある、、ってこと?」



少しだけ

ほんの少しだけでいいから

俺にチャンスをちょうだい



知「まぁそうだね。涼介は?男を好きになる確率、あるの?」


山「もちろん。」



このまま勢いで言ってしまおうか。
好きだって。
ずっと前から好きだったって。



知「ふーん。」



知「涼介が圭人に頼んだんでしょ。僕に男が好きか女が好きか聞いてくれって。」



、、、ん?



、、、、、え?



え、なんでなんで。

え、ちょっと待って。

頭が追いつかない。



山「え、な、何言ってんの?」


知「今まで僕にそんなこと聞いてこなかった圭人が急に聞いてきたから変だと思ったんだ。」


山「な、なんでそれだけで俺だと思ったの?」


知「なんとなく。あとは、涼介の反応を見て、かな。」



まじかー、、どうしよう。
本人にバレたら元も子もない。



知「なんでそんなことわざわざ圭人に聞かせたの?自分で聞けばいいのに。」


山「それは、、、」



そんな簡単に言えるわけない。
知念が好きだから、
バレると思って自分で聞けなかった、
なんて。



知「なに?僕に隠し事、するの?てか、出来ると思ってるの?何年涼介見てきてると思ってんの。」


山「知念、、、」


知「顔見たら分かるよ。書いてあるもん。”俺が圭人に聞いてって頼んだ”って。」



知念に隠し事は出来ない。

つまり、これは告白するしかない、

ってことになる、、かな。



山「知念、あのさ、驚かないで、最後まで聞いて欲しい。」


知「うん。」

《12》→←《10》



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , やまちね , ゆとけと   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちいたか x他1人 | 作成日時:2019年1月30日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。