ジョジョの世界で普通に生活してるってマジ？Part2 第4部【ジョジョの奇妙な冒険】 (ページ7)

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貴方side

貴『うぅっ...頭が、痛い...』

誰かに殴られたかのように、ガンガンと頭の中で痛みが響いている

顔を隠すように手をもっていくと、顔がものすごく熱かった。やはり風邪を引いていたのかも...ベッドの端にあるカルテらしきものを取って中身を読んでみる

貴『んー、やっぱ風邪かぁ』

幸い、酷い病気とかではなかったので安心っちゃあ安心かな？

貴『あｯ、承ちゃんたちが危ない！！』

そうだった！殺人鬼に襲われてる途中で私は気を失ってしまったんだった！！

点滴を無理やり外して病室から出ようとすると、なにかに足を掴まれてコケてしまった

足元を見ると、なにかの手形の後が付いている

貴『ｯ...誰だ、』

振り返らず、そのまま病室にいる中の人たちに言った

すると、ベッドから降りたのか、ギシッと音を立てたあとこちらに向かって来る足音が聞こえた

？「また会えて嬉しいよ、A」

聞いたことない声...だが、夢で感じたような雰囲気がする。どこか懐かしいような感じだった...

？「...覚えてない、か...無理もない。もう何十年も前に、Aは死んで、この世界に来たからね」

貴『ｯ！！！どうして、それを...』

中性的な声で、男性か女性か分からない。まだ鼻が詰まっているので匂いも嗅げない

？「それは...ごめん。まだ言えない。だけどいつかまた会える日まで、しばしのお別れだよ。もう行かなくちゃ」

最後の言葉を聞いて、私は思い切り後ろを振り向いたが、跡形もなくどこかへ行ってしまった

気づけばさっきまで起きていたはずの同じ病室の人たちは眠っていた。さっきの人の能力だろうか...

謎がまだ頭の中に残ったまま、私はこの病院から出ていく

花「A！」

貴『あ、レロ明じゃん！どうしてここに？』

車の窓から顔を出し、焦った表情でこちらを見ていた

花「昨日承太郎から連絡があってここに来たんだ。Aが熱を出したまま気を失ってしまったから、病院まで送って行って欲しいってね」

貴『病院まで運んでくれたのってレロ明だったんだね。てか、もう一日経っちゃってたの？！』

急にめまいがして倒れそうになる所を、典明のハイエロがキャッチしてくれた

花「...その腕、点滴を無理に抜いたんだね」

貴『バレちゃったか』汗

病院の人に事情を話してから(無理に点滴を抜いたことを怒られたが)退院許可を貰って家に帰った