ジョジョの世界で普通に生活してるってマジ？Part2 第4部【ジョジョの奇妙な冒険】 (ページ6)

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56 気を失うページ6

貴方side

貴『こういt、ﾝｸﾞ？！』

康一くんの名前を叫ぼうとしたら後ろから手が出て、私の口を塞いだ。昔から大きさが変わらない、承太郎の手だった

承「Aは、ここにいろ。出てくるんじゃあないぞ」

私は頷くことしか体を動かすことが出来なかった。店の外へ出て行く承太郎を見守った

承「康一くん。君は精神的には...その男に勝っていたぞ」

承太郎は康一くんを殺そうとしていた殺人鬼の腕を殴る

殺人鬼と承太郎は話をしている。鼻が詰まって脳の働きが衰えているせいか、耳を出して会話を聞こうとは考えなかった

殺人鬼が承太郎に攻撃しようとした

貴『！！』

私は見ていられなくなり、咄嗟に目を瞑ってしまった

耳を出さなくとも聞こえてくる拳が当たる音は、私の脳によく響いてきた

次第に頭痛が酷くなっていく。承太郎がやられたと思い込んでなのか、頭痛のせいでなのかよく分からない涙が溢れていく

貴(息も苦しくなってきた...意識が、やばい、寝ちゃダメ、だ......)

ここで寝たら、もしもの時に私が戦えられなくてみんな全滅しちちゃうかもしれない...

朦朧とした意識の中、仗助と億泰くんの声が聞こえてきた。その声を聞いて安心した。そして、油断して気を緩めてしまった

そのまま私は目を閉じてしまった

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____...

____何も無い空間...どこだろう、ここ

周りは真っ白で埋め尽くされている空間が広がるばかり。しかし、どこか懐かしい雰囲気だ

____あそこになにか茶色い箱がある

私はその物体があるところまで歩く。歩いて歩いて...ずっと歩いた

多分2時間は歩いただろう。そこにあるのにまだ着かない

意味がわからない。さっきからずっと歩いてるのに、あの箱からの距離は変わらない。むしろ遠のいている気がする

私は段々とイライラしてきて走り始めた。だがやはり距離は変わらず...

貴『こんなに走ってるのにまだ着かねぇのかこの野郎あの箱に手が届いたら真っ先にぶっ潰してやる！！！！......あ、あれ。何処ここ』

真っ白な場所じゃない。いや、ある意味真っ白な場所にいた

周りを見渡すと点滴を見つけ、そこから伸びているチューブを目で辿ると私の腕と繋がっていた。そうか、ここは病院だ

周りを見渡した時に同じ病室にいる患者にガン見されたことはいったん置いといて...←

貴『どうして病院に...?』