番外編・人命救助☆ ページ39
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※Aが白ひげ海賊団に来た頃(約九歳)
『』→でんでん虫の吹き出し
航海において最大の敵は天候である。自然現象は人間の力ではどうにも出来ず、事前に予測し対策を練り、必死に耐えるしか方法は無い。
｢サイクロンが来るぞォォ！！｣
｢能力者は船内に避難してろ！！｣
Aがモビーに乗って初めての大嵐。
甲板は帆を畳んだり物を片付けたりと常に慌ただしく船内と行き来する者もしばしば。
徐々に波は荒れ初めて船も大きく揺れる。能力者はもちろん、そうでなくても海に落ちれば命の危険性があるだろう。
｢くっそ、かなりデカイな…。一番隊と三番隊は帆を畳む作業を！四番隊は周囲の奴らの安全確保！六番隊は＿＿＿＿｣
｢マルコ隊長！！風が想像以上に強く、あの人数では帆を畳みきれません！！｣
｢まずいな、手の空いてる奴は畳帆を手伝え！！｣
本来能力者であるマルコも船内に避難すべきなのだが、彼は一番隊隊長で実質のナンバー2、全体の指揮官として必要不可欠の存在である。
また、不死鳥の飛行能力があるから落ちる心配も無いと本人が言っていた事から甲板に残っていた。
冷たい雨水と海水に全身がびしょ濡れになり、体温は奪われ水を吸った服は重くなる。それでも手を休めることはなく、必死にこの嵐から抜け出そうと奮闘する。
｢Aは！？｣
｢一番隊の隊員が食堂に避難させました！｣
まだ幼いAを危険な目に合わせる訳には行かないため、一番隊の隊員が責任を持って避難させていた。
Aは当然残って手伝おうとしていたが彼女もまた能力者、落ちれば‘‘あの時’’のようにマルコが助ける事も出来ない。ならば、せめて安全な場所からでも出来ることを…
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…
｢でんでん虫？誰だ、今は甲板の対応で手一杯だよい｣
『ま、マルコ』
｢A？｣
『あ、あのね、リボンで皆の視界を見てたんだけど、さっき男の人が船の後ろの方で海に落ちちゃったの…！』
｢なっ！？！？｣
無力な自分に出来る事と言えば情報の把握しか無かった。甲板に居る家族にリボンを接続し視界を共有する。それにより全体の把握に加え万が一の事があればすぐ気づくことが出来た。
リボンを接続していた内の一人が、船から振り落とされて海に落下してしまったのを察知したため、Aは慌ててマルコに報告しようとしたのだった。
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽｀*) (5月8日 7時) (
レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します！ 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです！！ (5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました！ (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがｗｗめっちゃ良かった！、、、です！ (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました！最後までお付き合い頂きありがとうございます！！ (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシロ＿mashiro | 作者ホームページ：http:
作成日時：2023年1月7日 15時
