六十二話 ページ28
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｢状況は？｣
｢ウタの能力で全員を眠らせている間に海兵を私のリボンで縛ったの。その後黒ひげ海賊団を名乗る連中がインペルダウンの囚人を引き連れて来たから全員気絶させたよ｣
｢黒ひげ海賊団！？ティーチの野郎…！！｣
｢あ、もう死んでるから安心して｣
｢は？｣
ティーチの事も話して置いた方が良いだろうと簡潔に説明すると急に殺気立つマルコ。冷静さを失ってもらっては困るのでもう死亡した事も付け足すと、今度は目を丸くして私をガン見する。
一応私も白ひげ海賊団の戦闘員なので。多少は戦えますよ、多少はね。
｢さ、リボンがちぎられる前にさっさと退散しよう。ほら、麦わら帽子の君も早く急ぐ。エースもね！｣
｢…なんか見ない間に逞しくなったなお前｣
｢そう？まぁこの数ヶ月でだいぶ鍛えたからね｣
私が縛っているとはいえ目の前に大将がいると言うのに呑気に突っ立っているエースと麦わら帽子の男…ルフィ？だっけ、二人にリボンを括りつけて無理やり引きずって走る。
しばらく走ってやっともうすぐ沖に辿り着くぞとなったところでモビーディック号が見当たらないことに気づいた。
｢ねぇマルコ、モビーは？｣
コーティングして海中に待機させてるのだろうか。それともその辺の島に置いてきたのだろうか。考えても分からないのでマルコに尋ねてみるとあからさまに顔を曇らせる。
まさか…と最悪の考えが頭をよぎると同時にマルコは重苦しく口を開いた
｢………赤犬にやられた。残骸はもう、海底に…｣
｢……そっか｣
全部燃えて壊されちゃったんだね。
私達の家だったモビーはもう無い。
……だけど、命があれば何だって出来るんだ。そう、命が最優先なのだから悲しむ暇なんてない。
辺りを見渡すと他の船は何隻か生き残っているようだから体を不死鳥に変化させたあとウタを背中に乗せ、黒いモビーに乗り込んだ。
｢体力は大丈夫か？｣
｢ちょっとキツイ…大将以外のリボンは解除するね｣
｢あぁ、お疲れさん｣
｢‘‘
大将達はマグマやら海の凍結やら無限光線やらぶっそうな能力が多いため、マリンフォードが遠く感じるまでは念の為拘束は続けておく。
他の皆も海軍の軍艦を奪うなりしてマリンフォードを脱出していて、私達海賊の完全勝利と言って良い結果だった。
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽｀*) (5月8日 7時) (
レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します！ 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです！！ (5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました！ (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがｗｗめっちゃ良かった！、、、です！ (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました！最後までお付き合い頂きありがとうございます！！ (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシロ＿mashiro | 作者ホームページ：http:
作成日時：2023年1月7日 15時
