＿百五十五訓 ページ12
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＿＿…それははるか昔のこと、賑やかな星に白魔族は住んでいた。
戦闘民族の住む星である故か、喧嘩によって建物が壊されるような事件も少なくなかった。
しかし、アルタナの溢れるその星にやってきた宇宙中の天人によってその星は一度枯れ果て、誰一人寄り付こうともしない可哀想な星になり果てたのだった。
そんなある日のこと、一度滅んでもなお残り続けたアルタナを見つけた異星の天人達はその星を拾い、また星には色んな天人が住み着くような賑やかな星になりました。
＊＊＊
夜兎の母星でもある徨安に似たような話だった。襲われた意味と先の未来は違えど、白魔の星は1度死の星と成り果てていた。
自室のベッドであの男に借りた古ぼけた本は全て手書きだった。それも相当年季の入ったもので文字が掠れて読めないところもある。
破けないようにそっと次のページにめくると、本よりもボロボロな手紙が俺の膝に乗った。
「……月のような髪色を持つ女は危険」
一番上に書かれたところしか読めず、内容はさっぱりだ。
なぜ危険なのか、それを知れなきゃ意味がない。
「……あ」
ハッと思い出した。もし一度死んだ星がアルタナによって生き返ったのなら、その星はどの星なのだろうと。
パラパラとめくると“惑星レア”という単語に目が止まり、机にあるパソコンを開いた。
「………様々な天人が移り住んだ星。夜兎の中でもレアに移り住んだ者も少なくない、か」
ネット記事に書かれた文の一部を口にして、椅子にだらしなく寄りかかる。
……何だか、相当厄介なことになりそうだな。
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yuuna1202(プロフ) - 本当ですか！嬉しいです！！ (2020年12月8日 11時) (
レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 私この小説を応援してます！補佐さんが呪術廻戦に転生するのも見てみたいなと思います！？ (2020年12月7日 19時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2020年7月17日 23時
