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_百一訓 ページ6

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「ひでェな。隠れ家ごと山一つ吹き飛んじまった」
「あれじゃあ夜兎でも危なかったな。あそこに居たらの話だが」
「アンタの忠言がなきゃ危なかったぜ」


目の前のチリになったついさっきまでいた隠れ家を見下ろし、少し横にいる星海坊主を阿伏兎は見て言った。


「捨てる神あれば拾う神ありって奴か」
「それを言うなら神どころか髪のない汚らしいハゲたおっさんだろ」
「てめぇ人の事おっさんおっさん好き勝手言いやがって。お前も大して変わらな__」


地面に落ちていた小石を三つ拾い、思い切り投げつければ彼は黙る。先程からAの星海坊主に対する嫌悪の色が抜けない。


「俺は宇宙一のエイリアンハンター星海坊主様だ。狙った獲物は必ずしとめるが、他人の獲物には決して手を出さねェ」
「…………」
「俺の獲物は神威(クソガキ)一人だ。あの男は…、俺の獲物でも春雨の獲物でもねェ」


ケジメをつけにバカがくると星海坊主が言えば、彼女の頭に一人の人物が浮かんできた。
Aは鬼兵隊隊士に抱えられる高杉を心配そうに見つめてから、星海坊主へと向き直る。


「どうやら向こうも本気で俺と闘り合うつもりらしい。星一つ潰す覚悟を決めてきやがった」


「そっちがそのつもりなら俺も覚悟を決めなきゃなるめェ」そう言う星海坊主。
一方、とある艦で指揮をとる男は気味の悪いうすら笑いを浮かべては自分を殺せるかもしれない存在である一人の男を考えていた。


「……エイリアンハンター生活二十五年。最も危険な生物を狩る覚悟を」


そんな中一人の女は彼が言う“危険な生物”の容姿を頭に思い浮かべるが、思わず星海坊主の言葉に突っ込んでしまった。というものの言葉には出ていないが。


「(……え、二十五年………?そんなに経ってたか?)」

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設定タグ:銀魂 , 第七師団 , 夜兎家族   
作品ジャンル:アニメ
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波璃 - 3作品目おめでとうございます!今作も面白いお話を期待しています!更新頑張ってください!! (2020年5月21日 23時) (レス) id: a6841af2ef (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - わーー!!!待ってました!!ありがとうございます楽しみです!!更新頑張ってください!(ありきたりな言葉かもしれませんが本心です笑) (2020年5月21日 17時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2020年5月17日 13時

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