新鮮な朝 ページ41
朝目覚めると隣には矢花くんの背中がみえる。
なんて目覚めの良い朝なんだ と以前の私なら抱きついていただろう。
昨日の矢花くんの話を聞いてるとその行為すら今はダメなんだろうと察する。
伸ばしかけた腕は宙を舞って降りた。
彼と横になって着衣で迎える朝は新鮮だった。
喉が渇いて水を飲みに台所へ行く。
ベッドに戻ると目覚めたてような寝起きの矢花くんがいた。
『おはよう』
矢「おはよ」
なんてことない会話だけど嬉しいのは私だけなのかな。
そこから矢花くんはいそいそと用意をして予定があるからと家を後にした。
帰った後、彼がいたベッドに飛び込むと微かに矢花くんの香りが鼻を掠めて切なくなった。
また会えるのか、会っていいのか、分からず連絡もしていいのかとトークアプリを開いたり閉じたりすると1件の通知。
大光 [ 今日暇? ]
大光かよ なんて思いながらもすぐに返信をしたくなるこの気持ちになんて名前をつけたら良いんだろう。
生憎暇なもので [ 暇だよ ] と返すと、
大光[ よっしゃ、買い物付き合って。12:00に最寄りに迎え行く ]
時計を見ると10:30を指していて、了解 と返信をして用意を始めた。
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そると(プロフ) - サボテンさん» サボテン様 コメントありがとうございます!今後も楽しんでいただけるように書かせていただきますので、よろしくお願いいたします! (2022年2月7日 17時) (レス) id: efd45746ba (このIDを非表示/違反報告)
サボテン - いつも読ませていただいております。更新されていると嬉しくなります。矢花くんや大光くんとの今後の展開を楽しみにしております。 (2022年2月7日 1時) (レス) @page35 id: 430e7a2ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作成日時:2021年10月11日 21時