食事＊１３＊ ページ13
鶴丸さんと別れ、廊下を歩いていると
「ねぇ、主」
爽やかイケメンボイスに呼び止められた。
『えーっと...どうしたんですか？燭台切さん』
「聞きたいことがあるんだけど...いいかな？」
『はい、構いませんよ！』
頷くと、好きな食べ物を聞かれた。....なんでだろう？
疑問に思いながらも、質問に答えていく。
答え終わると、燭台切さんは満足したように厨房へ戻って行った。
そして....彼の隣でじっと私を見てきていた人物が口を開く。
「主さん、これから用事とかありますか？」
『ないですけど....堀川さんも何か用が？』
「はい。主さんとお話したくて！いいですか？」
『もちろんです』
堀川さんはニコニコと笑いながら縁側に座る。
「話す前に一ついいですか？その...「堀川さん」っていうのを止めてほしいというか....そんな風に呼ばれたことがなくて。ちょっと違和感を感じてしまうので、せめて「堀川くん」でお願いします」
『わ、分かりました。....それで、お話というのは？』
首を傾げると、堀川くんは申し訳なさそうに眉を下げた。
「鶴丸さん達のことはもう知ってますよね？主さん、ここが初めての本丸らしいし不安とかすごくあると思うんです」
『そんな....まぁ、ないと言えば嘘になっちゃうんですけど...』
「だから僕、主さんの力になりたいんです！何かあった時は僕達が主さんを助けますから、頼ってくださいね。きっと、兄弟や兼さんもそう言ってくれると思います！」
『堀川くん....！』
ギュッと握られた手が温かくて、泣きそうになる。
大倶利伽羅さんの件ですごく不安になっていた心を、堀川くん達が支えてくれる。
まさか審神者になってすぐにこんな幸せな事があるとは思わなかった...！
『ありがとう、堀川くん....！すっごく嬉しい！』
「お礼なんて...今の主さんは良い人かもしれないって思ったからですよ」
だけど、と握られた手の力が一気に強まる。
「もし前の主さんみたいに、兼さんを折れる直前までこき使ったりしたら....その時はその命、もらいますからね」
彼の冷たい表情に、背筋がゾクリとした。
.....さっきの感動は一体なんだったんだろうか.....。
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みかづち(プロフ) - 雨蛙さん» ありがとうございます！更新頑張っていきます！！ (2019年6月1日 21時) (
レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
雨蛙 - 本当におもしろいです!久しぶりにこういう話を読んだので続きが気になります(///∇///)更新頑張ってください!! (2019年5月19日 18時) (レス) id: 43a251e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 緑@最推し信濃さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！(｀･ω･´)ゞ (2019年5月4日 11時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
緑@最推し信濃 - めっっっっちゃ、面白いです！！！更新頑張って下さい！応援してます(^o^) (2019年5月4日 8時) (レス) id: a246b0d986 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - みるくてぃ@毒占欲の人さん» そう言っていただきとても嬉しいです！！もう一つの方も頑張って更新します！！！ (2019年1月12日 18時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年12月20日 21時
