ねぇ 14 ページ15
貴方side
電車をおりると彼が
さ「いいんちょー。コンビニ寄ってい?」
と聞いてきたので、
貴「うん。いいよ」
と答えた。
3分くらいだろうか、彼は早々とコンビニから出てきた。
多分お弁当……かな?
さとみくん自炊あんまりしないって言ってたし。
すると彼はガサゴソとおもむろに袋から何かを取りだし、私に差し出した。
貴「えっ…と?」
さ「これ、昨日のお礼ね。」
と言って渡されたのは甘めのココア。
私が好きな味のやつだ。
貴「え、いいの?」
さ「うん。昨日はホント助かったからね」
貴「じゃあ、ありがたく頂くね」
といい、受け取ろうとすると
さ「あー、だめだ。俺も飲みたい」
と彼は言い、私に差し出したココアにストローを指し、1口飲んだ。
貴「……」
あれ、私にあげる予定のやつじゃないの?
と思ったのもつかの間
さ「はい、あとは飲んじゃってね」
と彼が飲んだものを渡された。
え、これって、これってさ、
貴「…(間接キス)」
さ「間接キス、だね?いいんちょー」
貴「っ!?」
さ「顔にすごい出てるよw」
といい彼は私の口にストローを当ててきた。
えっっっっ……
当ててきた……?
さ「はい、もういいんちょーのだよ」
貴「〜〜っ。、」
それでも彼からの好意を無下に出来ないので、ありがたく頂いた。
私は飲み歩きをあまりしないから学校まで持っていくことになる。
これ……一日中意識しちゃうよ……
そして学校に着いた。
クラスに入ると何人かはもう来ていて、少し賑やかだったくらいだ。
さ「おはよ〜」
と彼が言うとみんながおはよーと返している。
やっぱりさとみくんのほうが委員長やった方が……
と思いながら席に行こうとすると、
クラスメイト「あ、桜井さん。おはよう」
と、クラスにいる人達が私に挨拶をしてきてくれた。
貴「あ、お、おはよう!」
私に挨拶をしてくれるとは思ってなかったので、
少し、いやかなり嬉しい。
そんな表情が目に見えていたのか。
さとみくんが私のほっぺをつんつんして、
さ「いいんちょーわかりやすすぎ」
などと言ってくるものだから、恥ずかしさの方が勝ってしまった。
949人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉亜(りあ) - 作者様神すぎてさとりすの人尊タヒしますよ、(?) 続ききになるぅぅ、、!!!! (2022年2月27日 14時) (レス) @page46 id: 1eb5a2c8ee (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - 森田と森下……なんだかもりもりしてますね!(?) (2022年2月7日 18時) (レス) @page8 id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
焙じ茶 - はわわわわ、、、かわいい、、、!さとみくん、、、!!!更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2022年2月4日 8時) (レス) @page45 id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - きゅんきゅんの渋滞なう (2021年6月12日 19時) (レス) id: aad284d8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ属性の餅(プロフ) - まぁっお久しぶりです菜々瀬さん!とても楽しみにしておりました(´>ω<`)さとみくんはもちろん、夢主ちゃんにもキュンっとなって癒されます…(´ω`)更新、これからも応援しています…! (2021年5月26日 0時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菜々瀬 | 作成日時:2020年4月17日 12時