36話 ページ37
「A、」
「あ、轟くん、おはよう。」
昨日爆豪に途中まで送ってもらった後、黒霧がいつものように突然現れ、死柄木弔の元へと連れていかれた。生徒を助けようとした事を勘づかれたのかと気を揉んだが、ただの手当をしろとの命令だった。引き際に両腕両足を撃たれたらしく重症な死柄木は、オールマイト殺しを失敗したこともあっていつもよりも不機嫌だった。ひとまず死柄木弔の療養もあり、しばらくの間ヴィラン連合の動きはないようで私も少しは気を休める。
「お前....体は平気なのか？」
「あぁ、心配してくれてたんだってね。ありがとう、もう何ともないよ。」
「それならいいが....無茶も程々にしろよ。」
怒っているのか、少し眉を顰めて見つめてくる轟にたじろぎながらごめんと謝る。....と言っても無茶をしたのは轟も同じじゃないかと言いたくなったが、余計怒らしてしまいそうな気がしてそっと口を閉じた。
「本当はお前が起きんの待ってるつもりだったんだが....家の用事があってな。」
「はは、別に大丈夫だって言ってるでしょう。それに爆豪くんに送ってもらったし、心配しないで。」
こんなに心配されると、自分がか弱く見えてきて何だか複雑だ。あの時は少し油断してしまったが、それなりに自分は強い方だと思っている。...自分で言うのもなんだが。
返事が来ないのを不思議に思い隣を歩く轟を見上げると、少し驚いたような表情をしている彼と目が合う。
「.....爆豪に送ってもらったのか？」
「え？ あぁ、うん。意外だよね。まぁ私が道端でフラフラしてるのを見兼ねてって感じだったと思う。」
それを聞いて何やら考え込んでしまった轟は、やっぱり何を考えているのか分からない。...何故か少し微妙な表情をしている気もするが。
「どうかした？」
「いや.....自分でもよくわかんねぇ。」
「....何が？」
「何だろうな。...わりぃ、気にすんな。」
「？」
結局よく分かんなかったが、まぁ彼のこういう不思議な部分も少し面白いと思ってたりする。....なんの話しをしていたんだっけ。
「ああもう焦れったい！！モヤモヤする〜！！」
「.....すっごく突っ込みたい。」
「駄目よ、三奈ちゃん、お茶子ちゃん。今はそっと見守りましょう。」
「ほらほらやっぱりいい感じじゃんAちゃん〜！！」
「いやぁ、思ってたより鈍感だよね。二人とも。」
「？？ 皆さんなんの話しをされてらっしゃるのですか？」
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まいちゃお(プロフ) - 小動物もふり隊さん» ご指摘ありがとうございます！ すみません直しました！ (2020年3月7日 18時) (
レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
小動物もふり隊 - １８話 復讐が復習になってますよ (2020年3月6日 15時) (レス) id: 38d491ffad (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - Lilyさん» デリバリーガールwww本当ですねすみません、すぐ直します笑 そんなに楽しみにしてくださって貰うなんて凄く嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年7月30日 1時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 続きが気になって更新されたらすぐに読んでいます！頑張ってください！あとですね、リカバリーガールがデリバリーガールになってますよ。 (2019年7月30日 1時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - めだまやき。さん» ぁあああコメントありがとうございます！！！超絶嬉しいです！！頑張ります！ (2019年7月18日 23時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいちゃお | 作成日時：2019年5月23日 2時
