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何を期待してたんか、
黄「これは…、おかずって言うん？」
大皿の中を指差して愕然としている亮。
そ、そら、豆腐にキムチのっけただけやけどさ////
青「な、なんよ。モンクあるんやったら食べんとって////」
さすがにヤキメシだけじゃ寂しいかな？と思って作ったのに、ひどいなー！って、やいやい言い合ってたら、割って入って来た大倉が
緑「いただきます」
スプーンで豆腐をすくって味見。
青「ど、どう？」
緑「ん。…美味しい」
青「やろー！！ほらみぃ！！簡単やけど、美味しいねんから！」
黄「ほんまかぁ？章ちゃんに気に入られようとしてるだけちゃうん〜」
緑「えっ、そんな///」
青「もー、亮！そんなん言わんで//ごめんな、大倉//」
緑「ううん。…ほんまに美味しいから。あ、でも、これ、ごま油とか入れたらコクが出るかも…」
青「ごま油？」
緑「うん。ある？後、お塩と」
青「あるある。味オンチの亮が、なんやかんやと買い揃えるから調味料増えちゃってさ」
黄「ちゃうやろ！章ちゃんが『自然の味でええ』とかわけわからん事言うて置かへんから俺が持ってきたんやし！」
青「はいはい。じゃ、それちょっと借りるな！」
言われた調味料を取って来て大倉に渡すと、適当に豆腐に回しかけて
緑「どうかな？食べてみて？」
青「ふーふー、……ん！あ、美味しい！豆腐のナムルって感じ」
黄「………(拗)」
ありゃりゃ。
二人のやりとりをつまんなさそうに見てる亮にもおすそ分けしたろか
青「ほら、亮も食べてみ？あーん」
スプーンで口元に運んでやると、え〜って言いながらも気になるんかパクッと一口食べて
黄「あ！コレ、俺が好きな味かも。ヤキメシより美味い。大倉、すごいな」
青「もー！一生懸命作ったのにぃ」
緑「あはははは…」
…こんな俺にはなんて事ないやりとりが、
ふたりの心をエグってるなんて知る由もなかったんよ
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月29日 0時
