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今日はツいてる。
滑走路での待機時間も、タクシーの待ち時間もほぼ0で、道も空いてたからわりかし早い時間にマンションに着いた
「これやったら、やすまだ起きてるやろ」
へへへ、どんな顔してびっくりするか楽しみやし〜、ピンポン鳴らさんで入ったろ〜
「こんばんは〜ドロボウさんですよ〜」
抜き足差し足忍び足〜で、やすの部屋の前に張り付くと…
むむ？まじめに勉強してるんやろか。なんも音がせんぞ
よーし、、、
ガチャ！
「ばぁーーーー！！、、、って、あれ？」
誰もおらん
「てか、なんちゅう散らかし様や！！」
書道の練習してたんか？新聞紙の上に書いたもん並べてそのままやん！
…ちゅーかさ、やすってどんなん書いてるん？
落ちてあるんを適当に拾って見てみると
「『あめんぼあかいなあいうえお』？？」
いや、確かに達筆やけど、ナニコレ？！
こっちは？
「『ばか』？！」
「『おたんこなす』？！」
「『早く帰ってこい』？？」
悪口になっとるやんけ！(汗)
…ん？あっちの長いんは、なんや？
「『いとせめて 恋しき時はむば玉の 夜の衣をかへしてぞきる』？？」
何書いてるんかさっぱりわからんぞ…。やっぱり現役高校生は賢いな
「てか、やすどこ？」
帰って来た時のテンションから一転。妙に落ち着いてしもて「ただいまー」なんて言いながらリビングに行ってみたもののココにもおらんし、洗面や風呂場覗いたけどやっぱりおらんで。
そしたら俺の部屋やなって、寝室に行ってみると…
「居った、居ったww」
ベッドに入ってもう寝てる。
「おーい、こりゃ、やす。起きよし」
ユッサユッサとわりと乱暴にゆすってみるけど全然起きへん。
よっぽど疲れたんかな？
「けど『そしたら寝かせといたろ』とはならんでー♪」
ふふ。俺ってイジワル？
「でも、やめられへんのよなぁ♪…起きろー！」
布団はいで脇腹こちょこちょー！
「わぁ！わー！なに、なに？！(汗)」
一発で起きた♡
「やすただいま」チュッ
「ほぇー？、、、え、あれ？大倉？」
「…なんかめっちゃ冷静やな」
「え、だって…。僕がこっちにいる間は帰ってこられへんて言うてなかった？」
「言うてたけど、シャカリキに仕事してはよ終わらせて来た！」
「…ほんま？」
言いながらペタペタ俺に触って
「…わぁ、ほんまもんや///」
て、どんだけ可愛いねん///！！
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年10月27日 21時
