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『他にもあるで。一緒に住む人が章大の知らん友達連れて来たらどうするんや?居間でワイワイやってるんを部屋でこもってじっと待っとけるんか?』
「…それはちょっと寂しい、かな///」
『仲違いしたり、環境が変わって、出て行くやら、出て行けって言われたら?』
「………それは、、、」
『ええか?ワシらは章大に淋しい思いとか辛い事させたない。だから色んな事想定して心配するし、反対もするんや』
「……マスター///」
『ちょうどええわ。今の自分がやってること思い返してみーや』
「??」
『親子ですら言い合いして、一緒に居るんが息苦しくなって散歩に出て来たんやろ?』
「…あ、それは、…まぁ、そうですね(汗)」
『人付き合い言うんはそういうもんやから、なんぼ仲が良い言うたかて時として距離が必要になる事もあるやろ。そうなった時、章大はどうするん?東京で他に行く当てがあるか?』
「…ないです」
『やろ?…だから自分の場所を作っておくことが大事なんやて』
「………ああ///」
みんな、そこまで考えて言うてくれてたん?
なのに、僕は…
『まーなー、好きな人と四六時中一緒に居たい気持ちもわからんでもないからな…』
「え!?///」
『あ、今のは郵便屋からの入れ知恵や』
「そ、それ、おかあさんには!?///」
『言うてへん。安心せえ。こう見えても客商売や、口は固いから』
「ははははは///」
あー、よかったぁ///
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2019年10月27日 21時