くらさんとやすくん番外編６ (ページ3)

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７月オレのやめられないことページ3

緑side

ブレーキを踏み込み車を一旦停止させたマネージャーが『それにしても驚異の巻き作業でしたね』って嫌味半分で褒めてくれるから「知らんかった？俺、やればできる子やねん」ってスカしながらも荷物まとめて、早速出る準備完了。…さ。ここからは時計とのにらめっこやで

『…出来るなら、毎回そうして下さいよ～』

「ちゃんとやっとるわいっ！！…ただ、今日はさらにやっただけやねん！」

『はいはい…、わかりました』

「ふんっ！」

『で、ほんとに大丈夫ですか？僕こっちでの作業が残ってるんで同行帰京出来ませんけど…』

「大丈夫やて。子供やないんやし、プライベートではひとりでどこでも行けるねんから心配せんで」

『…じゃ、家に着いたら連絡だけお願いしますよ』

「おけーおけー」

『絶対ですよ』

「もー、わかったしつこいしっ、そろそろ時間やから、出るわ。じゃね！」

まだギャーギャー言うてるマネに尻を向け、バンから飛び降りると一目散に空港内へゴー♪

そのままサクサク搭乗ゲートも通過して機内に乗り込み、足を止めたんはシートに座る前の一瞬だけっ

ボフッ

「ぐへー！」

…程無くして動き出す飛行機。

うむうむ、ナイスタイミングやったな♪

「…待っててなやす、今直ぐ帰るからな♪」