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「おわ、おわおわおわ、お別れって、はあ?!なんでえ?てか、急に何?!ワケを聞かせてよっ、ワケを!(汗)」
「待って待って!思ってただけ!」
「なんや、良かった…。ってなるか!そんなん思うだけでもあかん!(怒)」
「落ち着いて!別に大倉に落ち度があるんやないから(汗)」
「じゃあ尚更、何?!(涙)」
「うーん、ええっと、、…夏休みに会ったあの日、家に帰る途中にツツジの、…あの野原の前を通った時、…急に閃いてん。『落ちたら大倉と会うのやめよう』って。…理由なんかないよ。ほんま願掛けっていうか、覚悟みたいなもんやねん。もちろん、会えなくなるんは嫌やから、シャカリキに勉強して、小論文も書道も猛特訓して、こんなに頑張ったのに受からないなら仕方ないってとこまでとことん自分を追い込んで、…受験してみたんよ///」
「…やす///」
「だから自信はあってん!…けど、いざとなると怖くなって、一緒に見てってお願いしてん」
「…あそこで、不合格ならどうするつもりやったん?」
「…考えてなかった。けど、サヨナラするのにはいい場所かなって。それに一緒に見てたら理由も話しやすいやろ?」
「…もう、そんな怖い話やめよう。コッチおいで」
向かい合ってたけど自分の横に呼びつけて
…力一杯抱きしめる。
「…大倉っ、痛い///」
「生きてる証拠や///」
「…なにそれ(苦笑)」
「……やす、よう頑張ったな。」
「うん///…今までで一番頑張った」
「ありがとう…」
「僕こそありがとう」
「?」
「大倉のこと考えてたらどんな事も頑張れたし、乗り越えられた///僕、これでやっと入学出来るけど、学校入ってからもきっと苦労すると思うねん///だから、…これからも大倉のこと考えさせて?」
「いいよ。もちろん喜んで。…今までよりもっと近くで俺のこと、いっぱい考えててな」
「うん///…あぁ、ほんまに合格して良かった」
「…おめでと」
柔らかい髪に、すべすべの頬にキスを落として。いよいよ唇をいただきます♡って時に
トントントン
『お待たせしました〜、スペシャルプリンアラモードです』
「す、スペシャルプリンアラモードぉ?(汗)」
「あ、僕のデザート♡」
慌てて離れたやすがそのデザートを受け取り、俺は「最近白髪が出てさー」なんて誤魔化してみたけど、怪しかったか?!
…まぁ、そこは常連のよしみで知らんぷりしてな、店長!!(汗)
11月 ボクを一番愛してくれる人→←11月 キミがつくったワカレミチ
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2019年10月27日 21時