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7月 ボクのやめられないこと ページ1

青side



「やっぱり私も付いて行こうかな」



「いや、ほんまに大丈夫やからっ!」



パジャマ姿で見送りに出て来たお母さんの申し出を丁重にお断りしてから約半日。



僕は…



知らないお姉さん達に囲まれて、遅めのお昼ご飯を食べてます(汗)






『どう?うちの学食』



「えっと、オシャレですね」



『…そんな物見遊山的で大丈夫?ww』



「あっ、///…そうですよね。えっと…」



『家出て一人暮らしになるならここが食事の要になるんだからメニュー見ておくとか…』



『値段確認するとか』



『混み具合を把握しとくとか?』



『『『ねー?』』』



「あ、あぁー、なるほど。…勉強になります(汗)」



『君、オープンキャンパスは初めて?』



「いえ、付き添いで、近くの学校には何度か行きました」



『本命は?』



「ココが最初で最後…の、つもりです」



『あははは。そーなんだ』



『じゃあ、私達も腰据えて付き合わないと、ね?』



『うん。うん。』



『だってさー、うちって、ただでなくても男の子少ないから…』



『君が受験やめるとか言い出したらみんなに怒られちゃうよー!』



『と、言うわけで、、、』



『『『よろしくね〜』』』



「…はぁ。…どうかよろしくお願いします(汗)」









そうです。



例の学校のオープンキャンパスに来ました!!



それも、自分から申し込んだわけではなく、A先生が



『学校の雰囲気を知っておいた方がいいし、在校生にも色々教えてもらえるから是非に』



って直接親に勧めてくれたもんやから、なんの悶着もなく「行ってこい!」って言うてくれて…、もちろんそれだけでもよかってんけど、



これはまさに願っても無いチャンスやん?!



だから…



調子こいてるって怒られるのを覚悟で「ゆっくり周りの様子も見て来たい」って言うたったらそれも二つ返事で了承されて、



なんと二泊三日の外泊許可をもらえてーん!



「やったー!これやと合間で大倉とも会える〜♪」



…夏休み、万歳♪










の、はずやったのに。



肝心の大倉が東京におらんねんなー(涙)

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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年10月27日 21時

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