wonderful×3 (vol.14) (ページ12)

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オトンとオカン、流行りにノってみた。の巻ページ12

黒「いきなりですけどね」

紫「おん」

黒「まるこが双子のうちどっちかわからんことがあるって言うんよ」

紫「姉のくせして、それどういうことよ？」

黒「やろー？でな、色々聞いてみたんやけど、俺も全然わからんで困ってるん」

紫「ほならうちも一緒に考えたるからどんな特徴言うてたか教えてみてよ」

黒「まるこが言うにはな『偏食がひどくて焼きそばと唐揚げとそうめんが主食』やて」

紫「………亮やないかい。その特徴は完全に亮やよ。すぐわかったやんこんなもん」

黒「それがわからへんねんな」

紫「なにがわからへんのよ？」

黒「俺も亮やと思ってんけどな、まるこは『動物がめちゃくちゃ好き』って言うんやな」

紫「…ほな、亮とちゃうかー。あの子は小動物でも泣いて逃げてまうねんから。部屋にヤモリが出た時なんか喉が千切れるくらいの大声で章大呼んだからな。それは亮ではないな…。」

黒「せやろ？」

紫「そしたらもうちょっと詳しく特徴を聞かせてくれるか？」

黒「見た目イキがってるけど相当なビビリやて言うんよ」

紫「それは亮やないかいっ！言うとくけど、亮は背後からすっとスッポン差し出されて推定5メートルは飛んだしな。仮にそれが章大やってみ？相手スッポンでも『可愛い♡』言うて手ぇ出しかねんのやから！…それは亮で間違いない！」

黒「でもわからへんねん」

紫「なんでこれでわからんのよ？」

黒「まるこが言うには『誰にでも優しい』て」

紫「それは亮も章大もやな…」

黒「しかも『イケメンや』て」

紫「ますますわからんようになったがな！うちの息子はどっちもうちに似て日本一のイケメンやからなぁ！！///」

黒「もーえーわっ！！」

黒紫「「ありがとうございました！！」」