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橙side
紫「姫〜、朝ですよ〜、起きましょか〜」
橙「…クスクスww」
紫「寝たふりしてても笑い声漏れてますよ〜」
橙「だぁってぇ！いっつもいうてるけど、
なんでどようびだけひめってよんでおこすん？///」
紫「せやかて、まるこはうちのたったひとりの姫さん
やもん。間違いないやろ？」
橙「そーかもしらんけど〜、はずかしい///」
紫「嘘つけっ、ホンマは嬉しいくせして！」
橙「でへへ///」
紫「ほいで姫、お洋服は何にしますか〜」
橙「…スパンコールのワンピースでもいい？」
紫「ええで」
橙「やったー///」
おかんが出してくれたワンピースにソッコー着替える。
…ううーん、やっぱり可愛い！毎日でも着たいけど、
洗濯大変やー！言うてたから遠慮してるねん
紫「頭はどうする？」
橙「あみこみして〜！ゴムはこれ！」
紫「あいよ」
橙「…えへへ///うち、どようびだいすき。
すきなふくきて、すきなかみがたして、
ほんまにおひめさまになったきぶん///」
紫「そんなウキウキしてるところ悪いんやけど、
まるこに謝らなあかん事があるねん」
橙「え、なに？！」
紫「おかんな、朝ご飯の用意まだやねん」
橙「ええ！？」
紫「早よまるこの顔が見たくて先にこっち来てしもたん」
橙「もう///しょうがないなぁ///
じゃー、まるこもおてつだいするから、
ふたりでがんばろ！」
紫「え、いいんか？」
橙「いいよ。だってな、まるこもいつかはおよめさん
になるんやし。いまからしゅぎょうや！」
紫「そらありがたいわ。
そしたら今日はドレッシング作るん手伝ってもらお」
橙「まかせといて！」
この後、顔洗って、リビングに降りて。
おかんとふたりっきりでお料理してたら、
ひとりっこになった気分///
あ、別に章ちゃんとか亮ちゃんの事要らん！て思って
るんやないよ？…けどさ、たまにはおかん独り占めに
したいやん？！///
…けどさ、
双子は？
いっつも一緒やから、
ひとりっこ気分なんかになられへんのと違う？
…せやのにうちだけ長いこと独り占めしてるんは悪いなと思って
橙「なあ、おかん？うちこれまぜとくから、はよしょうちゃんとりょうちゃんもおこしたって？」
そう言うたら「まるこはええ子や」って抱っこしてくれて、
めっちゃ嬉しかった///
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月2日 20時
