wonderful×3 (vol.12) (ページ9)

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wonderful girl　～おもいで話～ページ9

黒side

GW言うたかて、家でまったりのんびり…とは行かんのよな。

紫「まるこな、GWの事日記に書かなあかんのよ」

黒「は？…あ、そーか。小学生は宿題があるんか」

そんなん日頃の事書いたらええんやないの？と思う反面、

どっか連れてったろか？って思うんも親心なわけで

黒「うーーーーん」

自分の身体の疲労感と、リビングでちっこい弟たちの面倒みてるまるこの笑顔を天秤にかけたら

…後者の勝ち、ってなるよな(苦笑)

黒「ほなどっか出かけるか」

紫「せやな。そうしたろか」

そこからは、さながら食卓が会議室や。

ひなとふたりで、ここでもない、あそこでもないってうんうん考えて

紫「これどないや、牧場公園やて」

黒「牧場？！」

紫「動物触れたり、芝生で遊べたり。水辺に子供用のボートもあるわ」

黒「どれどれ」

自分のスマホでもおんなじ場所を検索かけて見てみると

黒「あー、なるほど。オモロそうやな。芝生でソリ遊び出来るし、ゴーカートもあるやん」

しかもそない遠ないし、サイコーやん

紫「わ、えらいこっちゃ！！」

黒「ん？どうした？」

紫「駐車場タダやて！それに４歳以下の入園料要らんて書いてある！今時良心的やなぁ…。よし、ココに決まりや！」

黒「ちゃっかりしてるな～(苦笑)」

紫「当たり前やろ！…まるこ～、GWココ行こか？」

ひなが園内案内図を印刷して、まるこの元に持って行き、どんな所かをさらっと説明したると

橙「うわー、すごいおもしろそう！！行きたい行きたい！うち、どれで遊ぶか、作戦立ててもええ？」

紫「ええよ」

橙「えっとー、まずはここやろ～、そんで、これもやりたい！」

ふふふ、良かった。気に入ったみたいやな

黒「ほな後の事はおかんとおねぇに任せてえーかー？」

橙「うん！」

黒「じゃ、男３人はお風呂行くでー」

席を立って、風呂場に向かうと「「あーい」」って返事と足音が後ろから付いて来た