wonderful×3 (ページ3)

今日:54 hit、昨日:10 hit、合計:384,718 hit

・ページ3

あれは俺らの合格発表があって、制服の採寸も終わった頃…

いつもみたいに晩御飯食べ終わってリビングでてろ～としてたら、

紫「章大、亮」

ておかんに呼ばれた。

風呂やったらまだええでーとか思ってたのに、

紫「おかんなーやっぱりおとんと離れられへんわ。おとんとこ行こかなと思うんよ」

とか言い出した。

そしたら体をビクッと震わせた章ちゃんが被せ気味に、

「なんでよ！おとん一人で単身赴任頑張るってなったやん？」

「おかん、『息子産んでな栄都学園に入れるんが夢やってんよ』って言うから亮と受験も頑張ったのに！」

「『あの制服着た息子と歩けるなんておかん嬉しいわ～しかも双子で二人ともやで』て楽しみにしてくれてたんちゃうん？それやのに、行ってしもたらそれ、出来へんやん！」

て…

噛むこともなく一気に捲し立てた。

ひょっとしたら

こうなる事わかってたんやないやろか…。