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紫「ありがとうな章大」



黄「おかん、もしかして、最初のご飯どうする?からわかってたん?」



紫「当たり前や。おかんは何でもお見通しや。修行して出直し」



青「…なんの修行するんよぅ」



紫「せやから、初めは自立からや。言うても生活費停めたりはせんから、毎日元気に学校に通よて、家の事もちゃんとやるんやで」



黄「……出来るやろか」



紫「出来るて。出来へんのやったら、おかん週末には帰ってきてやったろか?」



青「嫌や!それが嫌や言うとるんよ」



紫「せやったらやらなしゃーないわな」



黄「……おかん、相手に『うん』て言わせるん天才や」



紫「せやろ?大丈夫や。章大も亮も勉強は出来るんやから。高校生活をエンジョイしたらええねん」



黄「エンジョイて…」



紫「後は勉強以外やな。章大は片付け、亮は好き嫌い!おかんがあっちとこっちの往復でヘロヘロんなんのイヤやったらやらなあかんわな」



青黄「「……はい」」



紫「あんたらはついてるで〜双子で生んだったんやから。お互いがお互いに注意しおうてやったらええねん!」



「ああ、それと火の元と戸締まり!」



「それからあんたら男前やねんから、変な女に引っ掻かったらあかんのやで!?」



黄「ちょぉ!声デカイ!おかん!」



紫「大きくもなるわっ。特に亮、ほんま引っ掻けてもあかんねやで」



黄「せーへんわっ!」



紫「章大も笑とる場合ちゃうで。可愛らしい顔して隙見せたらあかんのやで」



青「せーへんよ♪でも、可愛らしい〜言うて、おっちゃんとかに引っ掛けられたらどうしよ?」



いたずらっぽく訊ねよる…



反撃のつもりか!?



紫「上等やがな。可愛い息子が変な女にタブらかされるくらいならカッコマンな男引っ掻けてくれた方がおかんウキウキやわー♪」



青「!!」



カンカンカーン



黄「はい、章ちゃんの負けー」



青「もー!///」



紫「ほんまたのむで他所の娘さん傷物にするんだけはやめてや。男前な息子持つとおかん大変やわ〜」



ガハハハハ〜て豪快に笑ってるおかん見てたら、



この人は無敵やなって、改めて思った

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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年11月22日 20時

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