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今度こそ立ち上がって水かけたろうと思ったのに、更に強い力で押さえつけられてるから動かれへんで。ただただ二人が出て行ったドアを睨みつける事しか出来なくて、怒りがピーク!!
なのに、どこ吹く風のガムは
「すいませーん、」
店の人呼んで、出て行った二人のコーヒーと、口紅がついたタバコの乗ってる吸い殻を下げさせ
「あー、やっぱりこっちも片付けて下さい」
泡だらけのカフェラテと、手をつけてない僕のクリームソーダもお盆に乗っけてしもた
「店出るん?」
その質問には答えず「外のテラスに移っていいかな?」って
『はい。どーぞ。空いてるお席をご利用ください』
「ありがと。で、ごめんやけど、彼にクリームソーダ新しいの作ったって」
「は??…じゃ、コイツにもカフェラテ持ってきて!」
『かしこまりました』
いやいや、いま下げたやつまた頼むとか変やろ。なに普通にオーダー通してるん?って。あかん。もう、なんにでもイライラ出来る!
「トッポ、行くで」
…あ。、、、やっと膝の上の手が退いた
「ほら、外の空気吸いに行こう」
「…わかった」
渋々。立ち上がって、付いて行く間にも足がジンジンしてて、
手が置いてあった場所へこんでるんやないかと本気で心配になった
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年10月5日 22時