1 aceのセカイ ページ1
ネオン街を背に、暗闇をあてもなく歩き続け、今か今かと呼び出されるのを待っている。
早く身体を動かしたい衝動でウズウズしてるのに、俺が”仕上げ”に投入されるのは、1時間後か、2時間後か…
それとも……、、、
「今日はアーセナルがおるからお役御免かもな」
もしかしたら、もう”終わってる”可能性だって十分にある。
「ふんっ、……だから俺は先陣の方がええって言うたのに!」
作戦は絶対。仕方がない事とは言え、面白くない。
俺は咥えていたタバコを道端に捨て、また歩き出す。
何気にむしゃくしゃしてるから暴れたい。
けどだからと言って、昔みたいにその辺のチンピラを捕まえてボコろうなんて気にはならない。
そんなつまらない事で、こんなに楽しい”仕事”が出来なくなるなんて考えただけでゾッとする。
ああ、…何か無茶出来る大義名分が落ちてへんかな
例えば、こんなビルに。
無機質なコンクリート打ちっ放しのそのビルは全体が閑散としていて人気を感じない上に、螺旋階段は外付けになっていて
「お誂え過ぎて笑えてくるくらいやww」
どれ、少し運動でもするか
俺は、その螺旋階段の手すりに手を掛けた
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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:
作成日時:2018年10月5日 22時