指に触れる愛が、

・ ページ49

「大丈夫、むしろゴメンな」
『ううん…私帰ってきて大丈夫やった？』
「それは全然。むしろ喜ぶと思うで(笑)」



勇人さんとAちゃんが話しながらリビングへ向かってくるのが分かる。東倫が一気に酔い冷めた顔してる(笑)



『こんばんは』
「「お邪魔してます！」」
『あ、いえいえ(笑)ごゆっくりどうぞ〜』
「「(可愛い…)」」



こんな可愛い彼女がただいまって帰ってくるなんて…勇人さんマジ勝ち組。スーパーの袋を持っている姿に、本当に同棲してるんだ、と実感した。

キッチンに入ったAさんを追いかけて勇人さんも入っていく。2人の並ぶ姿がリビングから見えて、あぁ、お似合いだな〜と思う。



「飯食った？」
『ううん〜作ろうと思って買ってきた。…おつまみしか出てへんやん(笑)』
「誰も料理出来へんもん(笑)」
『なんか作る？…お腹空いてる？』



みんな必死に頷く(笑)だってAちゃんの手料理食べたい。



「お願いしてええ？」
『はーい(笑)』
「なんか手伝う？」
『ええよ、お話ししてて〜』



お話ししてて〜ってめっちゃ可愛いな(笑)
Aちゃんに背中を押されて勇人さんがキッチンから出てくる。…勇人さん超嬉しそうじゃん…Aちゃん帰ってきて良かったっすね…(笑)



小「東倫、今日来て良かったな(笑)」
辻「(必死に頷く)」
「「(笑)」」



それからしばらくして料理が完成したようで、Aちゃんが運んで来てくれる。



『おつまみ程度だけど…ごめんね？』
「「(エプロンが似合う…可愛い…)」」
「ありがとうな」
『ううん』
「Aも入って食べや」
『ええの？…じゃあお邪魔しまーすっ』
菅「Aちゃんワイン飲む？」
『…飲んじゃおうかな？』



Aちゃんが入って席が一気に華やかになる。あ〜可愛い。本当に可愛い。



「お、これ上手い」
小「料理上手いね」
『全然手抜き料理だけどね(笑)』
菅「澤村さんと東倫、初めまして…？」
澤「(頷く)」
辻「(固まる)」
「東倫(笑)」
澤「澤村拓一です」
「オレと同い年」
『そうなんや！』
小「コイツは辻東倫、」
『東倫くん？』
辻「は、はい！」
「めっちゃ緊張しとるやん(笑)」



Aちゃんめっちゃ笑っとる(笑)
そりゃこんなガチガチに緊張されたら笑えるよな〜



「コイツめっちゃAAA好きなんやって」
『え、そうなの？』
辻「はい、めっちゃ好きです…CDも毎回買ってます…」

・→←１８. 今日１の笑顔

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す