指に触れる愛が、

９. 自慢したいくらい良い女 ページ17

A紅白出場決まりました。
プレミア12、現場のテレビで観るね♪楽しんで!



「お、決まったんや」



今年の年末は紅白観ないとな。彼女が紅白出てるってすごいなあ、自慢の彼女すぎるな、とAの活躍を嬉しく思っていると表情に出ていたのか、



山「勇人さんなにニヤニヤしてるんすか(笑)」
翔「良いことでもあったんすか？(笑)」



哲人と翔がニヤニヤしながら寄ってきた。



「いや…まあ…」
山「彼女？彼女でしょ？」
翔「え、勇人さん彼女いんすか？？」
「おるでー」



別に隠すことでもないしな。



「彼女から一個デカイ仕事決まったって連絡来たから良かったなーって思ってただけや(笑)」
山「…勇人さんが彼女さんのことでそんな嬉しそうな顔すんのって相当ベタ惚れやろ…」
「悪いか？」
翔「あのプレイボーイが？？(笑)」
「(ど突く)」
翔「痛！！！(笑)」
山「勇人さんがベタ惚れの彼女会いたいわー(笑)」
翔「めっちゃ良い女やな、絶対」
「いや、確かに良い女」
「「(シンプルに惚気てくるやん…)」」
山「観に来てないんすか？試合」
「忙しいから来てへん。テレビで観る言っとった」
翔「頑張ってね(ハート)とか来るんすか？(笑)」
「アホちゃう？(笑)」
山「来ないんすか？(笑)」
「そんなブリブリしたタイプちゃうもん。今日は楽しんでってきてた」
山「え…なにそれめっちゃ理想…」



そう言われると、楽しんでって良い言葉だよな。頑張ってねって言われるのも良いけど、楽しんでって言われる方が気分が軽い。Aは思い返せばいつもそうだ。…さすがスポーツやってたやつは違うな…

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