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「ね、ねぇ…」

「うっせ、肩かせや」

「A、こっちに寄ればいい」

「いや、もう既にギュウギュウなんですが……」

午後の救助訓練に向かっているバスの中。

Aは物凄く困惑していた。

広い車内で何故か自分の席はつめつめなのである。

右隣に轟、左隣に爆豪。

バスに乗りこんだ瞬間2人が滑り込んできたのである。

もともとAの隣に乗る気だった葉隠はまだブーブーと文句を言っている。

「乗った順番的に絶対私だった!!」

「透ちゃん、私もそのつもりだった……」

とにかく暑い。
とてつもなく暑い。

他に絶対席空いてるはずなのに、なんで……とAは汗を流していた。


「やはり始まったか…花咲争奪戦が」

葉隠の隣に座る芦戸が真面目な顔で言う。
それに対してお茶子や葉隠はキャーキャーと盛り上がった。

「私…1人でいいから、ちょっと……」

と、Aが座席を立った瞬間、両隣からガシィッと強く腕を掴まれ、無理やり座らせられてしまった。

「おい、枕が無くなンだろうが、じっとしとけや」

「えぇ、誰でもいいじゃんそんなの…」

「ある程度脂肪ついてた方がいンだよ!!黙っとけ」

「酷い爆豪!!最近ちょっと気にしてたのに!!」

悪態をつく爆豪にAが顔を真っ赤にして言い返す。
そこにすかさず轟が口を挟む。

「爆豪、Aから離れろ。狭い」

「あ?狭いならお前がどけばいいだろうが」

自分を挟んで言い合いを始める2人にAは呆れてため息をつく。

「じゃあ私が………」

「「お前は座れ」」









「勘弁して……」


救助訓練の前に、既にバスの中で疲れるAであった。

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ちぇな(プロフ) - 更新頑張ってください!待ってます! (2020年3月22日 9時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(プロフ) - かっこいい2人の小説でとっても楽しみに読んでます!     それと、夢主設定で、女の子作ってたじゃないですか、そのアプリなんて言うアプリを使っているんですか(具体的に)?よければ教えてください!!これからも楽しみにしています! (2020年3月4日 14時) (レス) id: e2db7e070d (このIDを非表示/違反報告)
和乃佳 - スッゴク好きです(*´∀`)♪イケメン二人の夢小説きたァァァ!!!って叫んでおりました(゜∀。) (2020年3月2日 8時) (レス) id: b2b337d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます!あるある要素これからもっと入れられるように頑張ります。 (2020年3月1日 21時) (レス) id: 132c2747c4 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - タイトルが面白い。好きな子には意地悪してしまうのは男子のあるあるですよねぇ。爆豪がそういう系って想像するのわかります。更新頑張ってください! (2020年3月1日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴香 | 作成日時:2020年2月16日 16時

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