赤髪くんは私のヒーロー3

もう1人狙う者が ページ29

「よっしゃぁぁぁボス撃破！！」

みんなが喜んでるところ悪いけど

もう1人

「Aさん、今縄解くか…えっ？なんで…」

私は渚くんの横を遮って

さっき見つけた人のところへ行く

みんなもその存在に気付いたみたいで

「も、もう1人…？」

私はニコッと笑った

おじさんは

笑ってくれた

だから悪い人じゃないって

思えば

ナイフを振ってきた

だから

『わぁっ！！』

「Aちゃん！！」

多分…鷹岡先生の仲間だろうな

尻餅ついた私にナイフを向ける

私は両手を上げた

「お前…の…せいで…お前の…父親のせいで……俺は…俺は…」

小さな震える声で言っていた

私は全て理解して

笑った

百瀬ってどうしてこんなに嫌われるんだろう

カルマくんも本当は嫌ってるのかな

そう考えると

胸が痛くて

苦しかった

渚くん達が近づいてくるけど

私は来なくていいって

手で合図した

これは私にも責任があるかも知れないから

2度目の土下座→←決着

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