赤髪くんは私のヒーロー

班決め ページ25

「Aちゃん、修学旅行来るよね？」

班決め中私は1人机に座っていたら

カルマくん達の4班に声をかけられた

『…行く予定はないかな』

「えぇ！なんで？！」

『…そ、そんな大したことではないんだけど』

カルマくんが私の手をスッと握って

「行かないわけじゃないならおいで」

『で、でも…私は、小学生の時誘拐されちゃっていっぱい迷惑かけちゃって…』

「しゅ、修学旅行で誘拐…Aちゃん！私が絶対名前ちゃんを離さないから！！一緒に行こうよ！」

「きっと楽しくなると思うよ」

「百瀬がいねぇとカルマの暴走とめるやついねぇしな！」

「いや、俺の扱いひどくない？」

「わ、私もAさんと仲良くなりたいので一緒に行きたいです！！」

「私も、もっと百瀬さんのこと知りたいな」

みんなに言われて

『…じゃあ行きます…』

「やった！！！」

『カルマくん…私_____』

「そっか、よかったね。俺もだよ」

頭を撫でてもらった

「なに話してるの？」

「カルマくんだけずるいぞー！」

「ダーメ俺達2人の秘密だし〜」

カルマくん…私…E組好きかも、変われる気がする
でもカルマくんが1番好き

初めて行事ごとを楽しめる気がした

殺せんせーも辞書のようなしおりを持ってきて

テンション上がっていた

少しだけ…期待しても良いかな

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