主君と執事 Ⅲ【キルア】 (ページ47)

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山賊ページ47

山の方を歩いていると突然後ろから女の子に話しかけられるので3人は振り返る

女の子はモジモジとしながら口を開いた

｢私を仲間に入れてください！｣

女の子の言葉にAはキルア達にどうするか聞こうとした途端キルアは断然拒否をする

｢どどうしてですか！？｣

キルア｢ジャマだから｣

キルアの言葉に女の子はブチッとキルアに対してイラつく

『女の子にそんなこと言っちゃダメだよ？

そんなんだとモテない』

キルア｢別にモテなくていいだろ！｣

『デリカシーの欠片もない…』

キルアをジト目でAは見る

キルアは再び歩き出す

ゴンは少し女の子に罪悪感を感じながらもキルアについて行く

｢待ってくださーい！

足でまといにならないように頑張りますからー！

ちょっと…この

待ちやがっ…ってくださーい！｣

『(ま、待ちやがってください…)』

女の子の言葉にAは笑い始める

キルアはなんだコイツという目でAを見る

ゴンは少し心配そうにAを見ていた

キルア｢北に真っ直ぐ行けば目的地

んで途中山賊に気をつけろって訳だ｣

ゴン｢北ってことは真っ直ぐ行けば着くの？｣

キルア｢正解｣

『ゴンもゲームの知識芽生えてきたね』

ゴン｢へへー｣

ゴンが嬉しそうな表情を2人に見せる

しかしすぐ表情を変え口を開いた

ゴン｢でどうする？アレ｣

『大丈夫じゃない？

それにあの人もここに入ってこれた人だから一応強いはずだよ』

キルア｢そーそ

ほっとけほっとけ

山賊が出た時にドサクサでまけばいいよ｣

ゴン｢それは酷くない？｣

『女の子に対して恨みでもあるの？』

キルア｢別に｣

しばらく走っていると突然 A達の前から山賊が現れた

3人は戦闘態勢に入るがなんと山賊は3人の前で土下座をして助けを求める

山賊達のあとをついて行き村の中にある家に入る

すると周りには涙ぐんでいる住民と山賊

その人達に取り囲まれているのが熱を出している少年

山賊の男はゲホゲホと咳をしながらも4人に話す

｢島の風土病です…

微熱から始まって徐々に高熱になっていき
遂には死に至ります

その期間は約１ヶ月

対処法は薬で熱を抑えるしかありません

しかし薬の効き目は1週間程度

それが切れるとまた熱が上がるという具合で

この薬がとても高くもう我々の元には一銭もありません…｣