主君と執事 Ⅲ【キルア】 (ページ30)

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ツェズゲラの判断ページ30

ツェズゲラ｢では練を見せてみろ｣

ツェズゲラにそう言われたAは無言で頷き本とペンを具現化させる

『じゃあ 1つ目から』

Aは本に"瞬きをするな"と書いた

『じゃあツェズゲラさん

今から絶対に瞬きしちゃダメだよ』

ツェズゲラ｢…あぁ｣

ツェズゲラはできるだけ瞬きをしないようにするが流石に苦しくなってきたのか瞬きをし始めた

その瞬間ツェズゲラの体からは力が抜け倒れてしまった

ツェズゲラ｢これは…｣

『私の念能力

ほとんどの場合は"相手の動きを止める"なんだけどね』

ツェズゲラ｢なるほど…｣

Aはツェズゲラに手を差し伸べる

ツェズゲラはその手を掴み立ち上がろうとした瞬間ツェズゲラの腕がナイフによって断ち切られた

ツェズゲラ｢なんだこれはｯ！？｣

Aはツェズゲラに能力をすぐ解除させ幻覚を消した

ツェズゲラ｢……!!!!腕が

先程断ち切られたはずなんだが…｣

『これが2つ目の能力

幻覚だよ』

ツェズゲラは冷汗をかきながら立ち上がり Aに合格を言い渡した

Aはまた奥の部屋へ行くと合格者が椅子に座っていた

先程まで話していたプーハットも座っており Aに向けて手を振っていた

Aもプーハットに手を振り返し席に座る

しばらく待っているとキルアが部屋に入ってき上機嫌そうな顔でAの隣に座った

『ゴンはどうなんだろうね』

キルア｢まぁ大丈夫だろ｣

キルアがそう言った途端突然ドアの方から爆音がしてきた

爆音がしたあとゴンが部屋に入ってきた

キルア｢ゴン!!!!｣

ゴン｢キルア！A！

良かった

選ばれてたんだね！｣

キルア｢当然よ

今の音お前か？｣

ゴン｢うん

ツェズゲラに"それ"で殴ってみろって言われたから｣

ゴンは拳を上げながらキルア達に言い席に座る

キルア｢"それ"って絶対必殺技だろ！

どんな技だ！？｣

ゴン｢へへーー！秘密!!!!｣

ゴンがそう言った途端キルアはゴンの首を絞める

『お互い様でしょ？』

ゴン｢そうだよ！｣

キルア｢えーー……｣

すると審査が終わったであろうツェズゲラが部屋に入り皆の前に立つ

ツェズゲラ｢さてとりあえず

おめでとうと言っておこう｣