プーハット ページ29
？｢今回の審査で選ばれるのは20人ちょっとくらいだろ
今 並んでいる連中とその周りをたむろしている連中はオレから見ても不合格…！
見込みがあったのは開始と同時に迷わず席にたった数人と
カラクリに理解し 席に残って集中しているオレ達のみ！
なァ そっちのボウズ｣
男はゴンに問いかける
キルアは男の言葉にハッとし ゴンの方を見てみると ゴンの拳からオーラが集中していた
キルア｢ゴン
お前気づいてたのか｣
ゴン｢いや オレはそこまで考えてたわけじゃないよ
なんとなく 審査は厳しそうだから32人も選ばれないんじゃないかとは思ったけど…
それよりも 主催側から考えたら…
早い者勝ちとは言ってるけど せっかく集めた人達の実力は確かめておきたいって思うのが人情かなって｣
ゴンは真剣な顔をして キルアの問いに答えると 後ろにいた男はゴンの発言に大笑いし始めた
？｢グッハッハッハ！
そりゃーそうだ！！
いや 大したものだよ
まだ小さいってのによ
自分に理を持って それに身を委ねるってのは中々できねーもんだ
正解への道が険しく危ない程 馬鹿と利口
両方兼ね備えてねェと前へ進めなくなる
"理に依って無理に進む"ってやつよ｣
すると 男は席から立ち上がり ゴン達の横を通り過ぎる前に 口を開いた
？｢オレの名前はプーハット
よろしくな｣
そうゴン達に言い放ち プーハットは行列に並ぶ
キルア｢あーゆーウンチクたれんのに限って受からなかったりするんだよな｣
『キルア』
キルアがプーハットに対して失礼なことを言った瞬間 そろそろ定番になってきたキルアの頭にババチョップをする
キルアは痛覚の感じる頭を手で抑え込み 痛みに耐えていた
『よし 行こう』
ゴン｢そうだね｣
A達は行列に並び 念を集中させていた
｢次の方どうぞ｣
Aはその言葉と共に ステージの奥へと歩いていった＿＿＿
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作者名：メロンソーダ | 作成日時：2022年8月5日 0時
