主君と執事 Ⅲ【キルア】 (ページ21)

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暗闇ページ21

『もっと早く鎖野郎に近付けた！

この娘がボディーガードを付けてヨークシンに来たのは正しくオークションの為

クロロは占い能力ばっかりに気を取られちゃって軽視してたみたいだけど

確かノストラード組の娘は人体収集家というもう一つの顔があったはずなんだよ！』

シャル｢人体？

……！！緋の目か！！｣

『そう

鎖野郎はたまたまノストラード組に入ったんじゃなくて

今回の地下競売で出品される緋の目を娘が狙っていたことを予め入ったんだろうね

今の話からして読み取れるのは鎖野郎の目的

1つ目は旅団に復讐すること

2つ目は仲間の目を取り戻すこと

シャル競売品の中に緋の目はあった？』

シャル｢ごめんわかんない

進行役を操る時は自動操作にしてたから｣

コルトピ｢確かあったよ

コピーした｣

シズク｢これだね！｣

『それで位置を確認しよう』

シズクはコルトピに本物の緋の目を渡す

コルトピは緋の目を触る

コルトピ｢わかった

方角はあっち

大体…2500m

急いだ方がいいよ
昨日の夜にコピーしたからあと数時間で消える｣

クロロ｢地図はないか？｣

フィン｢ほい｣

フィンクスから地図を受け取るとクロロは拠点から2500m先の所を確認する

クロロ｢ここから2500…

ホテルベーチクタル！｣

ノブナガ｢団長

オレにも行かせてくれ

頼む｣

ノブナガに真面目な顔で言われクロロは少し考えたがこれを認証

その代わり単独行動はなし

クロロノブナガマチパクノダシズクが外で行動することに

Aも行きたかったが占いができていない時点で連れてっては貰えなかった

フラン｢A…？｣

『ん？』

フランクリンに呼ばれたAはフランクリンの方を向く

フランクリンは心配そうな顔をして口を開く

フラン｢お前…目に光が……｣

そう Aの目には先程から光が差し込んでいない

真っ暗な闇

大好きなゴンとキルアに嫌われているであろうと認識しているからである

もちろんクラピカもレオリオにも

しかし Aはそれを無理にでも隠さなければならない

今は"蜘蛛"の味方なのだから

『大丈夫だよ』

ただ

そう答えるしかない

"助けて"なんて言えないのだから