主君と執事【キルア】 (ページ10)

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第二章ハンター試験ページ10

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ハンター試験当日

Aとキルアは定食屋に着いた

キルア｢ハンター試験も考えたもんだな

普通の人じゃ行けないぜ？｣

『超難関って言われても可笑しくないね』

キルアは定食屋の扉を開く

中には普通のお客さんと店主

店主｢いらっしゃい！注文は？｣

キルア｢"ステーキ定食弱火でじっくりコトコト"｣

キルアが合言葉を言った瞬間店主はさっきまでの優しい笑顔とは裏腹に真面目な顔でA達を見る

しかし店主は先程のように笑顔を見せた

店主｢奥の部屋へどうぞ！｣

店主から奥の部屋へ案内される2人

部屋に入った途端急に部屋がガタンと動き始めた

『下へ行ってるね

キルア様の情報も的確だったね』

キルア｢まっこのくらい楽勝だっつっーの！｣

キルアは上機嫌そうに口笛を吹く

そんなキルアを見て Aは自然と口角が上がる

『(キルア様も成長したんだな…)』

すると先程まで下に動いていた部屋が止まった

扉が自動で開く

部屋から出ると既に98人くらいはもう入っていた

前から背の小さい豆のような輪郭の人が近づいてきた

？｢こんにちわ！

貴方達も受験者ですね！

これはナンバープレートです！｣

Aとキルアはナンバープレートを渡される

キルアは99番

Aは100番

？｢ナンバープレートは胸に貼ってください

では検討をお祈りします｣

そうして背の小さい人は去ってしまった

すると Aに背筋が凍るような感覚に襲われる

Aは思わずゾッとし振り返るが誰もいない

周りをキョロキョロしてみても何も感じない

キルアはそんなAを見て心配の言葉をかけるが Aは｢なんでもない｣と答えた

？｢イイねぇ♡｣

『キルア様

何かゾッとしない？』

キルア｢そうか？何も感じねぇけど｣

Aにもキルアにもよく分からない状況

キルアは顔を真っ青にしているAに背中をポンポンと叩く

キルア｢気にすんな！

何かあってもAは強いからな！｣

『う、うん』

[ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ]

Aは下げていた顔を上げる

キルアは口角が上がりニヤニヤしている

ハンター試験の始まりの合図

するとさっきまで閉まっていたシャッターが開く

シャッターの向こう側には背の高い男性

？｢ではハンター試験を始めます｣