主君と執事【キルア】 (ページ9)

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準備ページ9

キルア｢A｣

『なんでしy…なに？』

キルア｢ハンター試験って何持ってけばいいかな？｣

キルアはAに首を傾げながら問う

Aは少し考えた後キルアの方を向いて問に答えた

『…全部もってけばよr…いいんじゃない？』

キルア｢…｣

キルアは中々タメ口の使えないAにちょっと呆れる

キルア｢はぁ…よしじゃあすぐタメ口使えなかったら罰な！｣

『それはちょっと厳しいかもしれまs…しれない』

キルア｢そうやって言い直すな！

次からは罰与えるからな！｣

『ごめんごめんごめん！！許して！！』

キルアはわっと驚く

今までにこのようなAを見たことないからである

Aのことを1つ知れて嬉しい気もあったが複雑な気持ちもあった

つまりは自分の前ではキッチリしていて友達の前では明るい性格なんだと悟ったキルアは少しイラついた

女の人の前ならいいが異性の前でもそんな元気にやってるのかと思うともっと腹が立つ

キルアはその気持ちをグッと抑え溜息を吐いた

キルア｢まぁ確かにそうだな

俺ら持ち物少ねぇし

期限はあと6日

Aは武器とかいらねぇの？｣

Aは少し考え込んだが首を横に振った

キルア｢そうか｣

実はAは執事の中で唯一魔手を使えるので武器は必要ない

相当信頼されてるのであろう

キルアもAの事は信頼しているが少し心配なのだ

『キルア様』

キルア｢んだよ

てか"様"もいらねぇよ堅苦しい！｣

キルアは何度もAを説得したが Aのプライドが許さないのか何言っても聞かない

なのでキルアは諦めることにした

キルア｢(敬語だけ外れたしいいか…)｣

キルアはテーブルに肘をつき頬杖をつつく

『キルア様は私が守ります

命に変えてもキルア様に傷1つ付けさせません

ついて行きますよ』

キルア｢A…｣

キルアは目を大きく開き Aを見るが直ぐに目を細めて口角を上げ微笑んだ

キルア｢俺もAをできる限り守るよ｣

『それだと護衛役の意味ないじゃないですか！』

キルア｢確かにな

あと敬語使ったな？

はい罰ゲーム｣

『なぁっ！？

わ、忘れてた！！！』

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【第1章主君と執事終了】