暗殺者 ページ5
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キルア「なぁ」
キルアは自分のベッドの上に座っているAに話しかける
『なんでしょうか?』
キルア「俺さ…」
『はい』
キルアはモゴモゴと何か小声で言うが Aには聞こえなかった
しかし 何を言いたいのかは瞬時に察した
あぁ キルア様は
暗殺やめたいんだ
と
キルア「暗殺をやめたい…」
シーンとキルアの部屋に沈黙が訪れる
キルアは今にでも泣きそうだ
Aは1回 深く深呼吸をし ハァッと息を吐いた
キルアは止められるのかと思い 体をビクンと動かす
そして Aはそんなキルアの両手を自分の両手で包み込み キルアに発言する
『キルア様
私はシルバ様達に家出しようとしたら止めろなんて1回も言われたことがありません
良いでしょう
私は貴方の意思を尊重します
どこまでもついて行きますよ』
すると キルアの心が一気に不安から安心へと変わった
キルア「ありがとう…」
キルアは涙をつっーと一筋流した
キルアはAにそれを隠すようにギュッと抱きしめた
Aには泣いていることが分かったが
早速 キルアとAは作戦を考える
明日 イルミとシルバは暗殺の仕事があるらしいので家にはいないとのこと
だとすると キキョウさんとミルキを強行突破するしかない
ゼノは多分 キルアの意思を尊重してくれると思うから 極力ゼノの事はAは話さなかった
キルア「んー…ちょっと手荒にやるしかねぇか」
『だとすると?』
キルア「止めてきたらミルキの脇腹とお袋の顔をナイフで刺す!!」
『手荒ですね…』
キルア「しようがねぇよ!
明日 早朝に出かける!
5時くらいに
Aはその頃くらいにはもう外に出れるか?」
『勿論ですよ』
Aはキルアに笑みを向けるとキルアも口角を少し上げ Aを見る
『きっと成功しますよ』
キルア「絶対成功するだろ!
ほらもう時間なんだから早めに寝て早く出発しようぜ!」
『そうですね』
Aはキルアの部屋から出る
そして 自分の部屋へと戻る
ゼノ「お主」
『なんでしょうか?』
ゼノ「キルと家出に行くのか?」
『止めるのですか?』
ゼノ「…いや」
ゼノはAに近づき 肩をポンと優しく置く
ゼノ「キルをよろしく頼む」
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作者名:メロンソーダ | 作成日時:2022年7月18日 15時