ゆるふわ30 ページ33
Aside
にろ君が帰って、だいたい45分がたった。
実は私もシャワーを浴びて、適当なワンピースに着替えている。
そろそろ花火が始まる。
永石君との約束があるので、体育館裏に向かうと、もうすでに永石君はいた。
「ごめんね…？待たせて」
永「ああ、大丈夫。早く来すぎたのは俺だから」
へらりと笑って言ってくれる。
けれど、次の瞬間には、真剣な顔をしていた。
永「ワンピース、似合ってる」
「あり、がとう」
永「ごめんね、仲嶋さん。こんなところに呼び出して。でもね、言いたいことがある。俺、仲嶋さんが好きだ。だから、付き合ってくれないかな。もちろん、どこかに行くとかじゃなくて、男女交際の方で。俺は、本当に仲嶋さんが好きだ。」
「ぇ、え？」
永「ダメ、ですか」
ダメとかじゃなくて。
「恋愛、対象なの…？」
永「そう。」
誰かの恋愛対象になるなんて考えたこともなかった。
誰かを一方的に好きになるしかできないって思ってた。
「…ありがとー、永石君。でも、ね。私好きな人…いるから。ごめんね…んっ？！」
永「んっ…はぁっ、ご、ごめん、いきなり、ごめん！自分でも止めらんなくて…！本当にごめん！でも、それくらい本気だから！それだけは、覚えといて…！」
走って暗闇に消えた永石君を目で追う気力もなくて。
そのままずるずると座り込んだ。
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タケ焼き - 最近二口もはまっててもうこの作品見たら一瞬三途の川見えました！！ (2020年5月5日 13時) (
レス) id: b1a2c58828 (このIDを非表示/違反報告)
ミラージュ - 今更なんですが...滑津ちゃんはD組ですよ！お話面白かったです！ (2019年9月22日 23時) (レス) id: 490ab1aedc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年5月9日 23時
