＊ ページ26
.
無機質なアラーム音が鳴り響く。
手探りで携帯を探し、
アラームを止めた。
現在時刻は朝6時。
昨日、お兄ちゃんを起こしてあげる約束をした。
ベットにはその姿は無かった為、
私はリビングへ向かう。
.
『お兄ちゃん、殺されちゃったんだ。』
目の前の光景は一連の事件と同じ様で
低いテーブルを退けられ
リビングの真ん中、真っ白な布の上で、
真っ赤な血を広げながら息絶えていた。
『綺麗だよ、お兄ちゃん』
私は携帯でお兄ちゃんの写真を撮った。
『芸術作品みたい。綺麗。』
お兄ちゃんに夢中で、
シーサーが居ない事に気が付いたのは
暫く経ってからだった。
『あれは夢じゃなかったんだ。』
じゃあ、あの時見えた人影は
一体誰だったんだろう。
もしかして、
神山くん…？
今の髪色は確か、
一週間前にミルクティーから
暗いブラウンにしていたはず。
私が見た人影も、
暗い髪色だった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬(プロフ) - まさなさん» ありがとうございます。 (2020年1月10日 14時) (
レス) id: 236ce81481 (このIDを非表示/違反報告)
まさな(プロフ) - こういうの好きなので頑張ってください…！！ (2020年1月10日 9時) (レス) id: 709458c7d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：檸檬 | 作成日時：2020年1月9日 20時
