骨の髄まで愛してるって

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ライブ終演後、龍友くんに指定されたところであまりにも場違いな雰囲気を感じ取っていた。




わたしはごくごく一般的な、女性のカッコだから、周りのスタッフさんとは、



服装の色から何まで、何もかも合わない。




龍友くん、早く来ないかな。



まっすぐ前を向いているのもおかしいし、俯いてるのもなんか、違う気がして、



ポケットの中のスマホに、チラリと目をやった瞬間だった。




？「 あの、Aさんであってます？ 」



A「 あ、涼太くん。お久しぶりです。」



目の前に、シャワーを浴びた後であろう涼太くんが現れた。



涼太「 あー、よかった。俺、顔覚え悪くて。笑
本当に、Aさんか、心配で… 」笑



A「 大丈夫、私も恐ろしいくらい、悪いから…」笑




涼太くんとは、前に何度かあったことがあって、亜嵐と飲んだ時に、



亜嵐「 ごめん、涼太も呼んじゃった 」




って、言われて、
二人じゃないんだ…。ってちょっとだけガッカリしたのを思い出した。



でも、会ってみたらものすごくいい人で、趣味が本当によく合った。



ミステリーが好きな事とか、好きな本、好きな音楽まで、



こんなに話しが合う人、はじめてです！



って、涼太くんが言うもんだから、どんどん話はヒートアップしていって、



涼太くんを誘った亜嵐が、取り残されるという事態に陥った。







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