47. 記憶 ページ3
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梅雨のせいで湿気がひどい。
髪の毛がピョンと跳ねているのに、気持ち悪いのに、意識はそちらにまったく向いていない。
菊池先輩に見られているんじゃないかって、最寄駅に着くまでそわそわしていた。
「そいえばさー。
俺、一生のお願いをAに使うの2回目だわ。」
最寄り駅に着いた途端、思い出したかのように話し始めた。
『二生のお願い。』
「すべってんぞ。」
別に笑わせるために言ったんじゃないのに、何でこんなに恥ずかしい思いをしないといけないのだ。
そんな気持ちを込め、小さくため息をついた。
「中1の時、どうしてもペルセウス座流星群見たくてさ、夜中にAのこと誘いに行ったよな。」
『あ、覚えてる。
パジャマ姿の私を引っ張り出して、後でお母さんにめちゃくちゃ怒られたやつね。』
____そうそう。
夜中にいきなり、「ペルセウス座流星群見に行こうぜ！」って家まで押しかけてきたんだ。
断ったのに、一生のお願いを使われてしまい……。
『でも、流星群きれいだったよね。』
1秒にも満たない流れ星。
何個も何個も夜空に流れ、その度に声を上げていた。
本当に、きれいだった。
『悟と一緒にいる時の記憶、全部覚えているわけじゃないのに、こうやって子供の頃の話になると、��あぁ、それ覚えてる��ってなるね。
どっちかが忘れてもおかしくないのに。
選んだ記憶が一致してるのかな。』
そう言ってクスッと笑ったのだが、悟は一切笑ってくれなかった。
そういえば、ここまで一切笑っていない。
まるで、笑ってはいけないをしているようだ。
「……Aとの時間は、脳みその奥から全部引っ張り出せる。
��Aクイズ大会��があったら、余裕で決勝までいけるわ。」
参加者少ないでしょうが、と心の中でツッコむ。
「でも、優勝できるかは分かんね。
俺がAに言っていなかったこの気持ちがあるのと同じで、Aが言っていないこともあると思うし。
………俺、分かんねぇんだけさ____…
何で俺のこと避けてんの？」
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眠民。 - 最高でしたー!!続編飛んでいきますね!! (12月3日 19時) (
レス) @page47 id: 03ba19f866 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 棗さん» そうそう、激甘にはしたいと思ってるので（はぁと もっとギュンギュンさせちゃうーーー！！笑 (2021年3月29日 9時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 春田ぽこ＠新垢さん» 天才だなんて/// うん、楽しみに待っててください＼(^o^)／ (2021年3月29日 9時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - そよかさん» うふふふ（はぁと どんな展開になるかはお楽しみに（ぶちゅ (2021年3月29日 9時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - ぬまぬまさん» 密かじゃなくていいんですよ（はぁと (2021年3月29日 9時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2021年3月17日 21時
