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174.守るから 〜無一郎side〜 ページ39

「むい…ちろ…。」

『んー?』



隣で寝ているAから、規則正しい寝息が聞こえる。
なんつーかわいい寝言なの…。
というか、寝る前もかわいかったなぁ…。

____________

「一緒に寝てもいい?」



ソファーで寝ようと準備している時、いつの間にか後ろに立っていたAが消え入りそうなぐらい小さな声で言った。



『俺は寝たいけど…大丈夫なの?』



キスを拒まれた時、Aの体は震えていた。
大切だから怖がらせたくない。
それなのに、そんなかわいいこと頼まれたら…。



「キスはできないけど、隣で寝てくれたら安心する。」



服の裾をキュッとつまんでそう言ったAがかわいくてかわいくて…____

___________

サラッ…と、Aの髪をすくう。
見えたのはキスマーク。
東雲によって上書きされたソレを見ると、胸がズキズキと痛む。
もちろん怒りもあるけど、それ以上に抱く感情があった。



『守れなくてごめんね…。』



『奪えるものなら奪ったらいいよー。』なんて言わなきゃよかった。
Aが傷付くところまで予想できていなかった。
彼氏として情けない。



「んん…。」



Aは眉間にシワを寄せ、モゾモゾと動いた。
そして、木に抱きつくコアラのように俺に抱きついてきた。
かわいさに胸がきゅっとなる。



『次は守るからね。
大好きだよ、A。』



抱きついたAに応えるように、背中に腕を回し、頭を撫でた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , ふろふき大根   
作品ジャンル:恋愛
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モフ猫 - ごーじょーっていうのは多分、強情を張っているっていう意味じゃないですか? (6月12日 17時) (レス) @page23 id: f4a3fdd8a7 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - うわー海斗最低ですね。無一郎頑張って守って❗ (5月8日 10時) (レス) @page40 id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
無一郎 - ごーじょーって何ですか? (2021年3月17日 16時) (レス) id: 2453d18e4c (このIDを非表示/違反報告)
むゆ(プロフ) - 朔夜さん» 私も食べた……笑 歯磨き粉って言ってる意味がわかった瞬間やった……。 (2020年8月10日 6時) (レス) id: 38565869ab (このIDを非表示/違反報告)
蝶夜月(プロフ) - 朔夜さん» お酒美味しいんですか……?なら私も飲んでみようかな← (2020年8月9日 20時) (レス) id: d2b0ff775b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年8月1日 20時

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